お知らせ
2018/09/19
【コラム】情報セキュリティトピックス/GDPRの動向と最近の事情(1)
【もくじ】
1)GDPRの経緯
2)個人データとは?
3)GDPRの骨子
4)GDPRと日本企業の接点
5)国内で留意すべきポイント
6)事故時の対応
1.GDPRの動向と最近の事情
欧州連合(EU)を含む欧州経済地域(EEA)でGDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)が施行され、約4ヶ月が経ちました。
各企業の取り組みとしては、施行されてから未だに様子見の印象がありますが、そろそろ本腰を入れて対策を検討する必要があるのではないでしょうか。GDPRでは、その対応において具体的かつ詳細な要求項目を定めているわけではなく、あくまで個人データやプライバシーの保護に関する”基本的”な取り組みを求めているに過ぎないと言いつつも、ただ、この点が日本企業におけるGDPR対応の難しさになっているようです。
また、GDPRの条文は長大で複雑ということもあって、すべてを咀嚼して対策に落とすことは容易ではありません。まずは、GDPRの施行に至った背景を復習しながら、まずは”考え方”を押さえておくことが、これから本格的な取組みを進める企業にとっても、対策を見直すという企業にとっても、決して遠回りではないはずです。
今回からの「情報セキュリティトピックス」では、最近の事情なども踏まえて、GDPRのあらましや対策について数回にわたり整理していきたいと思います。
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