お知らせ 2019/03/12

【コラム】暴排トピックス 2019年3月号/特殊詐欺を巡る最近の動向

1.特殊詐欺を巡る最近の動向

 特殊詐欺による被害が高止まりしている中、警察庁が「オレオレ詐欺被害者等調査の概要について」と題したレポートを公表しました。本調査結果は大変興味深い示唆を含むものですが、それによれば、例えば、金融機関等による声掛けにより多くの被害が食い止められている一方で、被害者の3割弱が、だましの電話等を受けてから現金等を交付するまでの間、金融機関等から現金等を渡すのを思いとどまるよう声を掛けられていたものの、結果的に被害を防ぐことができていなかったということが判明しています。一方で、「警察官が来た」、「別の場所(応接室)等に案内された」、「支払いや手続きを一旦止められた」などの対応が、被害の阻止につながっているとも指摘しています。特殊詐欺対策においては確証バイアスの呪縛をどう解くかが大きな課題となりますが、「そもそも犯人からの電話に出ないための対策」、「家族間での小まめな情報共有」、「警察と金融機関等が連携して、より踏み込んだ窓口対応を行う」ことが被害防止に効果的との結果をふまえた対策の実施が急がれます。
 今回は、平成30年における特殊詐欺の被害や摘発の状況を総括しつつ、現状の課題、今後の対策等について総括的に検討してみたいと思います。

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