お知らせ 2019/11/26

【コラム】HRリスクマネジメントトピックス 2019年11月号/「聞き分けのないベテラン人材」

 職場におけるトラブルは複合的。社内の様々な関係者の協力を得て、複数の視点で捉えなければ、解決が難しい問題も多々あります。でもやっぱり最後は「人」!HRリスクマネジメントが重要です。

 職場における様々なトラブルを解決すべく、今、エス・ピー・ネットワークに生息する動物たちが立ち上がりました!初動対応や法的な責任、再発防止など、三匹それぞれの観点から熱く語ります。

【今月の三匹・プロフィール】

イノシシさんのイラスト

イノシシさん:
森の音楽家兼防災おじさん。防災士。三度の飯よりとんこつラーメンが好き。見かけによらず、最近はフルートも習い始めました。誰か聞いて~ピーヒャラブヒッ♪

シカさんのイラスト

シカさん:
放浪の末、東京にたどりついた奔放なシカ。週末はヒロインのためにペンをペンライトに持ち替える法学博士。ライトブラウンの夏毛からダークな冬毛に衣替えしました。

モモンガのイラスト

モモンガさん:
小さな皮膜で滑空する夜行性。社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー、運転免許など、、すべてペーパーですが、そこそこ長い会社員経験をおなかの袋から取り出しながら実務の間を飛び回ります。

ネコさんのイラスト

ネコさん:
猫なで声と鋭い爪をあわせ持ち、企業内での人事実務経験が豊富。社会保険労務士で、産業カウンセラー、実はキャリアコンサルタントでもある。今月はモモンガさんにお任せニャー。

今月のご相談は、こちら。

中堅メーカーの工場長です。この工場で勤務するAさんのことで困っています。

 Aさんは今年60歳で、定年退職後の再雇用者となりました。もともと職人気質で、入社以来ずっとラインでの仕事を任せており、マネジメント経験はありません。

 近年、生産性向上のために工場のIT化を進めたり、若手社員が増えたことから、教育や職場環境の整備等にも力を入れたりしているのですが、Aさんは「従来のやり方」を頑なに押し通そうとするようで、同じラインのメンバーが次々に「どうにかしてくれ」と私のところへ言いに来るのです。主な訴えは、以下のようなことになります。

  • マニュアルや手順書の印刷は原則「禁止」で、常に最新版をPCで確認することになっているが、100ページくらいあるマニュアルを全ページ印刷し、しかもそれを終業後も作業場に放置する。
  • 高度な技術を要する作業は、動画撮影や各ポイントでの計測等を行い、機械化や技術伝承を進めているのだが、「これはオレの技術だ。誰にも渡さん!」と、撮影等を拒否する。
  • 勤怠をパソコンで管理するようになったが、事務の派遣社員に自分のIDとパスワードを教え、日々の打刻から届書の作成まで、全て代行させていた。本人に注意すると、「内容に嘘はないんだからいいだろ!」と開き直る。
  • 無届けで、残業や休日出勤をする。注意すると、「残業代を出せなどと言っていないんだからいいだろ!」と、言うことをきかない。
  • ラインで働く女性に対し、「この作業は女の子には難しすぎるだろう」「早く嫁に行かないと、ババアになるぞ」「専業主婦になって、子育てに専念した方が幸せだろう?」等々、不適切な発言がひどいが、本人にはその自覚がないようで、注意されても繰り返す。

 工場長である私より、Aさんは社歴も長く、10歳も年上です。指導が必要なのはわかっているのですが、どう叱れば言うことをきいてくれるのか、悩ましいです。

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