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お知らせ 2019/05/14

【コラム】暴排トピックス 2019年5月号/テロリスクを巡る動向~スリランカ同時爆破テロの教訓~

1.テロリスクを巡る動向~スリランカ同時爆破テロの教訓

 スリランカで同時爆発テロが発生しました。スリランカの最大都市コロンボをはじめとした国内の8か所で、同時多発的に発生し、コロンボを含む国内の複数の都市にあるキリスト教教会や高級ホテルが標的とされました。テロ発生日はキリスト教におけるイースターであり、教会には礼拝を目的として多数の人がおり、少なくとも36カ国の外国人(日本人1人含む)と3人の警察官を含む253人が死亡、500人以上が負傷する大惨事となりました。このスリランカ同時爆破テロの背後にイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の存在が指摘されています。最盛期にシリアとイラクで推計3万人超の兵力を擁したISは、実効支配地域を失ってなお、国際社会の安定を脅かす存在であり続けています。戦闘的なジハード(聖戦)を通じて究極的には「世界をイスラム化する」とのISのイデオロギーはいまだ健在で、今年に入って米がシリアを完全制圧したと宣言、実効支配地域を失っても、世界中のテロ発生時には声明を公表、実行犯がISへの忠誠を誓う動画がたびたび公開されるなど、その存在感は衰えることはありません。このように、ISは「リアルIS」から「思想的IS」へとアメーバ状に思想を拡散する方向に転換していますが、最近では、「リアルIS」への「再反転」の動きさえ見られます(直近でもインド北部のカシミール地方で軍兵士を攻撃したと主張、さらにインドの一部に支配地域を設定したと主張しています。同地方では1947年の英領インドからの分離独立以来、インドとパキスタンが領有権を争い、同地方の分離・独立を求めるイスラム過激派がテロ活動を展開している地域とされます)。

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