お知らせ 2020/03/02

【緊急レポート】新型コロナウイルス対策、ステージ3におけるBCPと対策本部の役割

前回、1月31日に執筆した本コラムでは、WHOの緊急事態宣言を受けて企業が取り掛かるべき初動のポイントとチェックリストを公開した。
■【緊急レポート】
新型コロナウイルス対策 企業が今すぐ取り掛かるべきポイントとチェックリスト
(2020年1月31日)

その後、残念ながら悪化する一方の事態を受け、政府は2月25日に対策基本方針を発表。安倍総理は「これから2週間が拡大防止を抑えるための重要な局面」として、企業に対して今後2週間の大規模イベントの自粛などの対策を要請した。今回は、政府の対策基本方針を受け、企業は今何をしなければいけないのかを考察してみる。

まず、政府の対策基本方針のポイントは以下だ。

政府の対策基本方針のポイント

<新型コロナウイルスについて現在までに把握している事実>

  1. 多くの事例では、感染者は周囲の人にほとんど感染させていない。一方で、一部に特定の人から多くの人に感染が拡大したと疑われる事例が存在し、一部の地域で小規模な患者クラスター(集団)が発生している。
  2. 感染経路は飛沫感染、接触感染と考えられており、空気感染は発生していない。
  3. 発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、倦怠感を訴えることが多い。季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなることが多い。
  4. 罹患しても軽症であったり、症状が出なかったりする場合も多い。重症度としては、致死率が極めて高い感染症ほどではないものの、季節性インフルエンザと比べれば高いリスクがある。特に、高齢者や基礎疾患を有する人では重症化するリスクが高い
  5. 有効性が確認された抗ウイルス剤はない。現在のところ、迅速診断用の簡易検査キットもない。ただし、他のウイルスに対する治療薬が効果的である可能性がある。

<国民・企業・地域に対する情報提供>

  1. 国民に対して
    • 手洗い、咳エチケットなどの一般感染対策の徹底
    • 発熱などの風邪症状がみられた場合の休暇取得、外出の自粛
    • 感染への不安から、適切な相談をせずに医療機関を受診することはかえってリスクを高めることなどの呼びかけ。感染が疑われるときには病院ではなく「帰国者・接触者相談センター」へ連絡。感染が疑われる場合には専用の外来窓口「帰国者・接触者外来」で受診する
    • 感染が疑われるのは、「風邪の症状や37.5度以上の熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も含む)」「強いだるさや息苦しさ(呼吸困難)がある方」
  2. ■新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター
    ※東京都は電話番号03-5320-4509/9時から21時まで(土、日、休日を含む)

  3. 企業に対して
    • 風邪などの症状がみられる職員などへの休暇取得の勧奨
    • テレワークや時差出勤の推進等を強力に呼び掛ける
    • イベントについては、全国で一律の自粛要請を行うものではない。(ただし、2月26日から2週間の間においては重大な局面であることから全国的なスポーツや文化イベントについては自粛要請を呼び掛けた)
    • 風邪症状が軽度である場合は、自宅での安静・療養を原則とし、状態が変化した場合に、相談センターやかかりつけ医に相談したうえで受診する。

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