お知らせ 2020/08/18

【コラム】ロスマイニングトピックス 2020年8月号/「コロナ禍におけるロス対策」

皆さま、こんにちは。
本コラムは、消費者向けビジネス、とりわけ小売や飲食を中心とした業種にフォーカスした経営リスクに注目して隔月でお届けしております。

「コロナ禍におけるロス対策」

新型コロナウィルス感染拡大は、さまざまな企業に大きな影響を及ぼしている。経済産業省の「新型コロナウィルスの影響を踏まえた経済産業政策の在り方について」によると、1年前の4月同期と比べて売り上げが減少した企業の割合は、全体の84%に及ぶというアンケート結果になっている。とくに、飲食、宿泊、フィットネスクラブ・映画・劇団等では、売り上げが減少した企業の割合は95%以上となっている。サービスの提供方法に「3密」を伴う業種が、営業自粛などによって大幅な減収となった。

新型コロナウィルス感染拡大による、いわゆる「コロナ危機」は、リーマンショックなどの経済危機と比べて戦後の国際社会が経験したことのない未曽有の経済危機といえる。今回の経済危機は、需要と供給が同時に蒸発したのが大きな特徴だ。供給面では、グローバルサプライチェーンが寸断され、商品・サービスの供給停止に追い込まれた。需要面では、対面サービスの需要の急減や人の移動に関連した需要がまさしく蒸発した。その結果、所得や雇用の急減による経済悪化のさらなる連鎖拡大が懸念される。自然災害の場合は、生産設備や社会資本の破壊により供給能力が大きく毀損されるが、その影響範囲が局所的なものであるため、他の地域から需要・供給力の投入が可能である。「コロナ危機」は、影響範囲が全世界的であり、外部からの供給力の投入が難しい点がその深刻さを増す要因となっている。

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