週刊・危機管理PLUS

危機管理のプロの観点から時事ニュースを考察しました。

2020年08月12日号

【もくじ】―――――――――――――――――――

「ニューノーマルにおける企業危機管理」に必要なもの(2)

昨年6月、金融庁は「コンプライアンス・リスク管理に関する傾向と課題」の中で、「ルールの整備よりも、社会の目、社会の要請、対企業といった観点では各種ステークホルダーの要請といったものの方が、より早いスピードで変化している。そして、そのような要請に反する行為に対しては、たとえ明確に禁止するルールがない行為等であったとしても、それが不適切だとの見方が社会的に高まれば、容赦のない批判が寄せられ、コンプライアンス・リスクが顕在化し、企業価値が大きく毀損されることが起こり得る」、「未来永劫成立し続ける画一的なビジネスモデルなど存在しない」と指摘していた。まさに今、企業が認識すべきことではないか。リアルを冷静に把握し、「最適」と思われることさえも根本から見直していく、真の「自立・自律」性が問われている。(芳賀)

うがいについての一般論

うがいについての一般論を。結論からいうと、うがいによって感染症の直接的な予防効果は期待できない。ウイルスがのどに付着した直後に洗浄すれば効果はあるかもしれないが、現実的ではない。ではうがいの効果とは何なのか。人は、平常時に呼吸によって1日2万リットルもの空気を肺に送り込んでいるといわれる。ウイルスだけでなく、排気ガスや粉じん、カビやほこりなどを多量に吸い込みながら暮らしている。それでも日常生活を送れるのは、口と鼻の粘膜(繊毛)が様々な防御機能を持つからだ。しかし空気が乾燥すると粘膜の表面が傷つき、ウイルスが侵入しやすくなる。物理的な洗浄とともに、乾燥期にはのどの粘膜の機能を活性化させるためにも、うがいは重要だ。ポンピヨード系のうがい薬はあくまで治療用。頻繁に使用するとかえって繊毛を痛めることもある。(大越)

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