記事一覧
-
クレーム対応・カスタマーハラスメント対策トピックス
もう一つのカスハラ対策に向けて
2026.01.20 -
危機管理トピックス
人身取引対策推進会議/令和12年度までの社会資本整備・交通政策の羅針盤となる計画を策定/国土交通省南海トラフ巨大地震対策計画」を改定
2026.01.19 -
暴排トピックス
トクリュウ「闇のエコシステム」を破壊せよ~世界でも類を見ない「架空名義口座」導入に期待
2026.01.14 -
危機管理トピックス
金融サービスを悪用したマネー・ローンダリングへの対策に関する報告書/自衛隊・防衛問題に関する世論調査(速報)/eLTAXを装ったメールやSMS等に対する注意喚起
2026.01.13 -
危機管理トピックス
【年末年始に公表された情報まとめ】金融庁・警察庁・経済産業省・法務省
2026.01.06 -
危機管理トピックス
【年末年始に公表された情報まとめ】消費者庁・国民生活センター・総務省・国家サイバー統括室
2026.01.06 -
危機管理トピックス
【年末年始に公表された情報まとめ】内閣官房・内閣府・厚生労働省・首相官邸
2026.01.06 -
危機管理トピックス
【年末年始に公表された情報まとめ】国土交通省・気象庁・復興庁
2026.01.06 -
専門家の集まるBCPカフェ
感染症とBCP~インフルエンザ等や新型感染症への対応~
2025.12.16 -
危機管理トピックス
新規上場時の会計不正事例を踏まえた取引所の対応について/令和6年度犯罪被害者等施策(令和7年版犯罪被害者白書)/G7産業・デジタル・技術大臣会合の開催結果
2025.12.15
30秒で読める危機管理コラム
危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。
01月19日号
犯罪は簡単に国境を越える~闇バイト×ヒットアンドアウェー型犯罪の急増に懸念
短期滞在の在留資格で来日し、特殊詐欺などに関与したとして摘発された外国人が2025年1~10月、59人(暫定値)に上り、2024年同期の約3倍になったという。東南アジアの詐欺拠点の摘発強化を受け、中国系の「トクリュウ」が、被害者から現金を受け取る「受け子」らを送り込んですぐ帰国させる「ヒットアンドアウェー型」の事件を繰り返している恐れがある。SNSなどで「日本で物を運ぶ仕事」など甘い言葉で誘われ来日、使い捨てにされているのが実態だ。「ヒットアンドアウェー型」の犯罪としては、古くから薬物の密輸や外国人窃盗団の犯罪でも見られたが、生成AIや翻訳ソフト、自動音声など最新の技術を駆使しつつ、国を跨いだ闇バイトの仕組みを使って特殊詐欺や強盗に関与させ、摘発を難しくする巧妙さ、犯罪のグローバル化の深化に驚かされる。(芳賀)
“現場”のリスク対策を怠ることの代償
筆者は今年の抱負として、“現場”に着目したリスクマネジメントの研究を重視することにしているのだが、早速、考えさせられる事案が起きた。プルデンシャル生命保険が発表した元社員等による不適切行為事案だ。約100人が顧客に対する不適切な投資勧誘などにより、計約30億円をだまし取る行為を働いていたという。同社は“現場”のリスク対策が不十分であったと表明し、再発防止策として、営業活動状況の適時・適切な把握強化による営業社員の不適切行為の予防、担当営業社員以外が顧客にコンタクトする機会を増やすことによる不適切行為のけん制を挙げている。金融業界の一翼として再発は許されず、実効性ある対策を願いたい。さて、この手の不祥事は、同種の事案が他社でも明らかになり発表される傾向がみられる。皆さんの会社の“現場”、大丈夫か。(宮本)
▼プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン株式会社/プルデンシャル生命保険株式会社
▼信頼回復に向けた改革の取り組みについて プルデンシャル・ホールディング・オブ・ジャパン株式会社/プルデンシャル生命保険株式会社 2026年1月16日
阪神・淡路大震災の教訓は何度でも
1月17日に31年目を迎えた阪神・淡路大震災。6,434人の犠牲になられた方々に、改めて哀悼の意を表したい。この地震は、後に多くの教訓を我々に残している。地震が発生したのは早朝5時46分。大半の人が就寝中であったことから「目覚めたらがれきの下にいた」と証言する人もいた。地震当日に亡くなった犠牲者(5,036人)のうち、最初の1時間で8割に当たる3,842人が亡くなったといわれている。最初の1時間で亡くなった方のうち、焼死はわずか7%、90%が家具やがれきなどに押しつぶされた「圧死」であった。さらにその「圧死」を詳細にみてみると、「窒息死」が61%(2,116人)であることが分かっている。家の耐震化や家具の転倒防止等、個人でできる取り組みが生死を分かつ重要な要素であることは、数字の上からも明らかだ。何度でも繰り返し伝えていきたい。(大越)
偶然の出会いが増やす、情報の引き出しと…本の山
紙の本の利点は思わぬ情報と出会えることだ。店頭でたまたま見つけた「幻島図鑑」という本。パラパラめくると、地図に載り名前も付けられたにもかかわらずいつの間にか消失していた島、生物による浸食で消えゆく島、自力更生の島等、未知の世界が広がっており…また1冊家に本が増えた。検索すればたいていのことは調べられる時代。だが情報の欠片もなければ、検索しようとさえ思えない。エサンベ鼻北小島の知識が自分の生活に直接役立つ機会は想像できないが、昔受けたマーケティングの講義を思い出すきっかけにはなった。再三言われたのは「現地現物」。迷ったら現場に赴き現物を見よと。アンケートで数字を出しただけで知ったつもりになっていないか?伝えたことは本当に伝わっているか?エサンベ鼻北小島のように、存在しないものを信じていないか?(吉原)
参考:清水浩史『幻島図鑑 不思議な島の物語』河出書房新社、2019年
その「社長」は本物?~ビジネスメール詐欺を例に~
昨年12月から、社長や役員になりすましたメールが送られ、LINEグループ等に誘導されて、金銭を騙し取られる「ビジネスメール詐欺」が増えている。実際に、約1,000万円を騙し取られた事案が発生している。「ビジネスメール詐欺」では、攻撃者がなりすましの準備として情報収集する。例えば、標的組織の従業員の氏名やメールアドレス等の情報を盗み取ったり、メールのやり取りを事前に盗聴して、内部情報を入手したりする。実在する人物(社長や役員など)の名前や、身に覚えのある事柄等を含む、リアリティのあるメールが届くというわけだ。近年では、ディープフェイクによる映像や音声のなりすましや、生成AIによる大量のメール送信も見られる。メールが届いたら、それには返信せず、対面や正規の連絡先で、本物かどうかを確認する等のひと手間が必要だ。(安藤(未))
▼読売新聞『「社長」からメールでLINEに誘導、業務命令で送金要求…「実は詐欺」全国で相次ぐ』(2026/01/09 15:00)
▼読売新聞『経営者になりすまし従業員だます「ビジネスメール詐欺」…三重・いなべで1000万円被害』(2026/01/15 11:20)
▼朝日新聞『社長からメール? 取引先への送金うたう詐欺相次ぐ、被害総額5億円』(2026/1/19 6:30)
▼警察庁「ビジネスメール詐欺に注意!」
▼独立行政法人情報処理推進機構「ビジネスメール詐欺(BEC)対策特設ページ」(最終更新日:2023年2月9日)


