記事一覧
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専門家の集まるBCPカフェ
企業が新社会人に教えたい・伝えたい防災知識(前編)
2026.04.20 -
危機管理トピックス
中東情勢に関する関係閣僚会議/公益通報者保護法に基づく是正指導の件数/ディープフェイクによる性的被害の注意喚起
2026.04.20 -
クレーム対応・カスタマーハラスメント対策トピックス
加害者の立場を回避する
2026.04.14 -
危機管理トピックス
コーポレートガバナンス・コード改訂案の公表/中東情勢に関する関係閣僚会議/AI利活用における民事責任の解釈適用に関する手引き
2026.04.13 -
危機管理トピックス
改訂版 マネロン等対策の有効性検証に関する事例集/令和7年の組織犯罪の情勢/「サイバーインフラ事業者に求められる役割等に関するガイドライン」日本語版・英語版を策定
2026.04.07 -
暴排トピックス
組織犯罪対策や治安対策の転換点だ~暴力団とトクリュウの一体化に備えよ
2026.04.07 -
SPNの眼
「カスハラ対応、相談窓口を設置したら大丈夫!」と思っていませんか?
2026.03.30 -
危機管理トピックス
匿名・流動型犯罪グループ対策本部/中東情勢 関係閣僚会議/業種別カスハラ対策企業マニュアル 宅配業編/令和7年度のテレワーク人口実態調査結果
2026.03.30 -
HRリスクマネジメント トピックス
「新入社員がやって来る!」SPNの森 動物たちが語るHRリスクマネジメント相談室
2026.03.23 -
危機管理トピックス
犯罪統計資料(令和8年1~2月分)/令和7年ストーカー・配偶者からの暴力・児童虐待事案等への対応状況/イラン情勢等を踏まえたトイレットペーパーの流通について
2026.03.23
30秒で読める危機管理コラム
危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。
04月20日号
世界中に拡がる「闇のエコシステム」を断ち切れ
イランを支持する組織がSNSで欧州の若者を勧誘し、スパイ活動や破壊行為に関与させている。パリで2026年3月に起きた米銀行の爆破未遂事件はSNSで誘われた10代の容疑者が逮捕されたが、少年はSNSのスナップチャットを通じて誘われたと供述、爆破の報酬は600ユーロ(約11万円)だったという。ロシアもSNSで報酬をちらつかせてウクライナの若者らを勧誘し、ロシアが求める情報を提供させている。トクリュウによる「闇バイト」同様の「闇のエコシステム」は、海外拠点からのオンライン詐欺や麻薬組織など世界の犯罪組織など拡がりをみせている。若者の貧困や不安を背景に、犯罪組織の摘発リスクを低下させ犯罪の持続性を高めている構図だが、若者の人生を道具とすることは許されない。SNS対策や若者への啓発など国際間で連携し、犯罪の再生産を断ち切る必要がある。(芳賀)
国家公務員をカスハラから守れ 人事院が規則改正
人事院は4月15日、国家公務員のカスタマーハラスメント(カスハラ)対策の一環で、各省庁に必要な措置を義務付けると発表。規則の施行は、改正労働施策総合推進法と同日の10月1日。規則にはカスハラ対策の項目を追加するとともに、カスハラの言動例を明示。例示の一つには「法令に違反するおそれのある事務の処理を行うことを要求すること」があり、省庁は行政サービス利用者から、この手の“無理難題”を突き付けられる事例が多いことが表れている。職員たちにとって、厳しい叱責に加え応対の時間も業務の大きな負担になっているという。次に、規則では行政サービス利用者のみならず、メディアや議員の言動もカスハラの対象になり得るとしている。となれば国会答弁や取材での応答も今後、変わってくるかもしれない。関心を寄せて変化を見てみたい。(宮本)
停戦ディールの正体
中東での一進一退の停戦交渉は関係各国の本気でない“停戦ディール”の証左。国際法違反の米国のイラン攻撃とイスラエルによるレバノン攻撃継続を見れば、イラン側の停戦合意条件には交渉の余地がある。トランプ発言の二転三転の裏には西側メディアも気づき始めたが、石油先物市場での利益確保がある。既に開戦後、石油先物市場で270億円以上儲けており、石油業界からの多額の選挙資金が援助されている。停戦交渉からイスラエルを外す、イランがホルムズ海峡を封鎖する、この反復構図の中での金儲けのための茶番ディール(戦争ビジネス)が行われている。P・クルーグマン教授も同様の指摘だ。「ホルムズ海峡国際会議」に不参加のG7リーダーは高市首相だけで、イラン側のホルムズ海峡の日本船舶航行可能との提案は非公表。日本の本構図上の位置付けとは—。(石原)
熊本地震 熊本市女性職員50の証言
先週、発生から10年が経過した熊本地震にはさまざまな振り返りの文書が存在するが、そのなかで近年話題になっているものを紹介したい。「熊本地震 熊本市女性職員50の証言」は、熊本市の女性職員たちが、女性同士のネットワークを生かしながらさまざまな立場で災害対応を迫られる中での苦悩や教訓を分野ごとに手記にまとめた証言集だ。当時の熊本市の大西市長は、冒頭の前書きのなかで「私は、恥ずかしながらそのような独自の女性ネットワークができていることは全く承知しておりませんでした」「女性職員がどのような状況にあったのか、どのように震災対応を行ったのか、多くの皆さんに知っていただくことで、今後の大規模災害の際のヒントになるのではと考えている」としている。男女問わず、BCP担当者は読んでおいてほしい災害対応の生の記録だ。(大越)
子がいないということ
叔父が亡くなった。バツイチで子もおらず、仕事も引退して一人気ままに暮らしていたが、昨年から介護施設に入っていた。妻子がいないということで、施設に入所するときも亡くなった今も、最も近くに住む兄である筆者の父が忙しなく動き回っている。大した遺産はないはずだが、処分には親族一同と連絡を取る必要もあるはずだ。子がいないとは、なんと面倒なことだろう。そういう筆者も子がいない。身近な家族は皆自分より年上であり…はて、私の最期はどうしたらよいのだろう。叔父が施設に入る際には保証人も求められたはず。好きで子がいないわけではない。その分精一杯働き、その分高い税金を払って社会に貢献してきたはずだが…きっと最期は「厄介な老人」と扱われそうで、心苦しい。人生の最期に「産まなかった罰」を受けずに済む社会を心から願う。(吉原)
基幹インフラ事業者は能動的サイバー防御の準備を進めている!他の事業者も取り入れてはどうか?
昨年5月に公布されたサイバー対処能力強化法及び整備法は、従来の「防御型」から踏み込み、国がサイバー攻撃を能動的に防御するためのものだ。同法によって、基幹インフラ事業者は、「特定重要電子計算機」の製品名や型番等を所管大臣に届け出たり、「特定重要電子計算機」がサイバー攻撃等をされた場合に国(所管大臣、国家サイバー統括室)へ報告したりする準備も必要だ。さらにITベンダー等との契約において、インシデント発生時の情報提供や協力義務に関する規定を見直す必要もあるだろう。このように、基幹インフラ事業者は順次対応を進めている。当たり前だが、サイバー攻撃等を受けるのは、基幹インフラ事業者だけではない。基幹インフラ事業者の取り組みは、一般事業者にも応用できるはずだ。一般事業者も同法に関する情報収集をお勧めする。(安藤(未))
▼内閣官房「サイバー安全保障に関する取組(能動的サイバー防御の実現に向けた検討など)」
▼内閣府「重要電子計算機に対する不正な行為による被害の防止に関する法律(サイバー対処能力強化法)」


