30秒で読める危機管理コラム

危機管理のプロの観点から時事ニュースを考察しました。

「選ばれる」存在になるために「人づくり」が欠かせない

人材が、教育や研修、日々の業務等を通じて自己の能力や経験、意欲を向上・蓄積することで付加価値創造に資する存在であり、事業環境の変化、経営戦略の転換にともない内外から登用・確保するものであることなど、価値を創造する源泉である「資本」としての性質を有することに着目した「人的資本」に注目が集まる。指針は「今こそ、利益の確保と人的資本への投資が対立するという認識を覆し、人的資本への投資がいかに長期的な利益の拡大につながっていくのか、経営者、投資家、そして従業員をはじめとするステークホルダー間の相互理解を深めていくとき」であり、「企業・経営者が自社の人的資本への投資や人材戦略の在り方を投資家や資本市場に対して分かりやすく伝えていく「人的資本の可視化」が不可欠」と指摘する。人づくりが持続可能性を高める。(芳賀)

▼内閣官房 人的資本可視化指針

▼経済産業省 伊藤レポート3.0

▼経済産業省 人材版伊藤レポート2.0

▼経済産業省 価値協創ガイダンス2.0

台風11号、九州北部は要注意

台風11号が5日朝現在、非常に強い勢力を保ちながら東シナ海を北上しつつある。このままの進路で行けば朝鮮半島南部を直撃し、明日6日には長崎県や福岡県など九州北部が暴風域に入る見込みだ。現地の方は十分に注意して欲しい。よく「大型の台風」という表現を見かけるが、「大型=強い」台風ではない。本当に強い台風は小型で局所的であることも多いからだ。筆者が台風において注視するのは中心気圧。およそ950hPa(ヘクトパスカル)を下回ったら要注意だ。2019年9月に関東を直撃し、甚大な被害をもたらした令和元年房総半島台風は千葉市付近に上陸した時点で中心気圧960hPa、同年10月に福島県など広い地域で105人の犠牲者を出した令和元年東日本台風の上陸直前の中心気圧は955hPaだった。台風11号の現在の中心気圧は945hPa。繰り返すが、現地の方は十分に注意して欲しい。(大越)

▼台風11号 6日朝にかけ九州北部に接近の見込み 日中に備えを(NHK)

相手によって態度が変わる人にご用心

問題社員を採用しない方法を問われると、いつも「立場の弱そうな人の前での態度をよく見てください」と伝えている。例えば面接の際、事務の制服を着た若い女性やアルバイト風の若い男性等、「一般的に下の立場として見られそうな人」にお茶を出してもらい、その反応や態度を聴く。真っ当な人は、相手が誰であろうと、姿勢を正して挨拶をしたりお礼を言ったり、会釈をしたりするものだ。自分のスマホを見続けたり、ゆったりくつろいだ姿勢のままでいたりはしない。面接官の前では好印象でも、電話やメールでやりとりをした人がNoと言うなら要注意だ。悪質なセクハラ・性加害をする人も、相手を自分より「下」に見ているように思う。必要以上に過去を責めるつもりはないが、今を見て未来を推測することは重要だ。そして未来を変えるための教育も重要だ。(吉原)

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