11月10日に、「SPN公益通報対応業務従事者向けアカデミー 事例で学ぶ！内部通報対応！」を開催しました。
6社6名にご参加いただき、実例をベースとした４つのケースについて、ディスカッション形式でのアカデミーを実施し、修了証を発行しました。内部通報窓口担当者の実務を6時間かけてじっくり検討・検証する実践的な内容は大変ご好評をいただきました。
また、座談会では、ご担当者様の実際のお悩みを共有し、解決策を検討しました。
（※参加者の社名は開示せずに実施しました）
実施概要
| 日時 | 2022年11月10日(木) 10:00～17:00 |
|---|---|
| 対象 | 公益通報対応業務従事者、内部通報担当者、ハラスメント相談員様等ある程度通報や相談への対応経験のある方 |
| 形式 | オンライン ※Zoomミーティング／ブレイクアウトルームも使用 |
| 受講料 | 会員企業3万円、紹介先3万5千円、非会員企業4万円（税抜/1名あたり） |
プログラム
- オリエンテーション（10:00-10:10）
- 本日の内容と進行等の確認／自己紹介
- 内部通報制度に関する最近のトピックス（10:10-10:30）
- 改正法に対する各社の取り組み状況など
- 【ケース】～グループ企業における不正の疑い（10:30-12:00）
- 主観の排除／公平性の担保／匿名性の確保
―――――――――――――昼休憩60分―――――――――――――
- 【ケース】～公益通報未満・ハラスメント未満事例への対応（13:00-14:30）
- 処分によらない解決方法／ハラスメントと指導
- 【ワーク】メンタル不調気味の通報者への返信内容を考える
- 当社より返信のサンプル文案を提示し、ポイントを解説
―――――――――――――昼休憩10分―――――――――――――
- 【ケース】～パワハラを理由に雇用延長を却下された従業員からの通報（14:40-16:10）
- 利益相反の回避／処分の妥当性／ソフトランディングさせるポイント
―――――――――――――休憩5分―――――――――――――
- 座談会 （感想／質疑応答）（16:20-17:00）
ディスカッション
1. 内部通報制度に関する最近のトピックス
最新のトピックス紹介と、Q＆Aとして、「調査しなくてもよいケース」「公益通報か否かの見極め方」「独立ルートを設ける必要性」「利益相反回避の対応」など、担当者から寄せられるよくあるお悩みに応える形式で20分程度の講義を行いました。
2. 【ケース】～グループ企業における不正の疑い
メールでの不正通報を事例として、受付・返信の仕方、受付後に必要な証拠収集、調査方法について、参加者にディカッションいただき、当社から従事者が心得ておくべき対応の留意点を主軸にコメントをしました。
3. 【ケース】～公益通報未満・ハラスメント未満事例への対応
- 処分によらない解決方法／ハラスメントと指導
職場のコミュニケーション上のトラブルの通報について、4つのよくあるケースを題材に、どのように対応し、解決に導くかを参加者にディスカッションいただき、当社からは理想の落としどころについてコメントしました。 - 【ワーク】メンタル不調気味の通報者への返信内容を考える
メンタル不調気味のメール通報に対しての返信案を個人ごとに検討いただき、その後参加者でディスカッションをしました。当社からは、通報者が納得し、自身の問題に向き合うきっかけになった返信のサンプル文案を提示し、ポイントを解説しました。
4. 【ケース】～パワハラを理由に雇用延長を却下された従業員からの通報
パワハラの通報について、本人の言い分に不審な点があったり、それまでの会社の対応に問題があったりした複雑なケースについて、ディスカッション頂きました。当社からは、通報者の不審な点や会社の過去の不備へのリスクの捉え方、調査のポイント、今後の会社の取組、再発防止策などについてコメントしました。
5. 座談会
参加者が困ったケースを全員で考えたり、日ごろの疑問やお悩みにお応えしたり、密なコミュニケーションを図ることができました。
参加された皆様からは、このような話は、他ではできないため、いろいろなアドバイスを頂けてとても良い機会になったと感想を頂きました。
お客様の声
- 実例に基づくリアルなケーススタディは対応力のアップには欠かせないと思います。
- 今回初めてこのような場に参加させていただきましたが、もっと事例を聞かせていただきたいので、また機会がありましたら是非参加させていただきたいです。
- 「こういうケースはどのようにしているか？」等、また自由に意見交換が出来ればと思いました。
- 様々な企業の方々のお話が聞けて大変勉強になりました。
- 社名を伏せて参加できたので、自社の話もしやすかったです。
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