HRリスクマネジメントトピックス

コンプライアンスやリスク管理に関するその時々のホットなテーマを、現場を知る
危機管理専門会社ならではの時流を先取りする鋭い視点から切り込み、提言するコラムです。

三匹(?)が語る!HRリスクマネジメント相談室(18)「脱コロナ(?)これからの働き方を考えよう」(2020.5)

職場におけるトラブルは複合的。社内の様々な関係者の協力を得て、複数の視点で捉えなければ、解決が難しい問題も多々あります。でもやっぱり最後は「人」!HRリスクマネジメントが重要です。

職場における様々なトラブルを解決すべく、今、エス・ピー・ネットワークに生息する動物たちが立ち上がりました!初動対応や法的な責任、再発防止など、三匹それぞれの観点から熱く語ります。

【今月の三匹・プロフィール】

ワオキツネザルさんのイラスト

ワオキツネザルさん:2019年12月の忘年会の回以来の登場です。在宅勤務は在宅勤務で、何かとトラブルがつきませんね。ワオキツネザルも、在宅勤務開始期はコミュニケーションツールの使い分けができず、周囲の方々を困らせることも多々ありました。


いのししさんのイラスト

イノシシさん:森の音楽家兼防災おじさん。防災士。三度の飯よりとんこつラーメンが好き。巣ごもり生活の影響で恐ろしくて体重計に乗れない…。早くジムに行きたい!



ネコさんのイラスト

ネコさん:当相談室の留守番ネコ。猫なで声と鋭い爪をあわせ持ち、企業内での人事実務経験が豊富。社会保険労務士で、産業カウンセラー、実はキャリアコンサルタントでもある。在宅勤務ですっかり家猫に。もう出勤したくないニャー。

今月のご相談は、こちら。

食品メインの小売店をチェーン展開する会社で、事務の仕事をしています。コロナ禍の真っただ中もお店は時短で営業していましたが、私は本社勤務で、役職者でもなく、早々に在宅勤務になりました。

店舗で働いている人たちは、常に感染の危険にさらされながらも本当に頑張っていて…本当に、「エッセンシャルワーカー」だなって、感謝の気持ちでいっぱいです。でも、そんな人たちと同じ会社にいながら、私はぬくぬくと在宅勤務。出社していたときには、代表電話を受けたり、来客の応対をしたりしながら、データ集計や経営会議の資料づくりをしており、「働いている」という実感がありました。でも今は…。

データ集計や資料の作成は在宅でできます。ただ、電話や来客で中断されることがないため、思いのほか仕事があっさり終わってしまうんです。人が集まれなくなっていますので、会議も簡略化され、せっかく作った資料も、どれくらい見てもらえているかよくわかりません。上司も忙しそうなので、電話してはお邪魔かなと思い、仕事の用事はメールで済ませるようにしています。一人暮らしですし、そういえばずっと人と話していないかも…?

店舗はいつにも増して忙しくしていますが、時短営業している分、会社の売上は下がっているそうです。このままでは、今期は赤字かもしれません。もし会社がリストラをすることになったら、まずターゲットになるのは私ですよね。コロナ禍を機に、私が「大した仕事をしていなかった」ことが明るみに出てしまったのですから。私は特に資格もないし、今まで「仕事のために勉強する」ことなんて、ほとんどありませんでした。今はそれが悔やまれて…。

私、これからどうしたらよいのでしょう…。こんな私でも、お店で働く他の社員さんのために、何かできることをしたいんです。でも、気ばかり焦って、毎晩不安で眠れなくて、泣いてばかりいます…。

【ネコさん】

相談者さん!「コロナうつ」かもしれないニャ!はやめに「心のお医者さん」に相談すべきだと思います。

〈「不安」の影響〉

新型コロナウイルスの影響は、いろいろなところに出てきます。一見、感染リスクも高くなく、「恵まれた立場」にいると思われる人でも、不安の感じ方は人それぞれ。国をあげての緊急事態であっても、会社を存続させるには「売上」「利益」を無視することはできず、日々「明日を憂える」ニュースにさらされていれば、感染不安も雇用不安も高くないと思われていた人でさえも、うつになってしまうこともあるものです。

震災のときにも、被災地以外の場所に住んでいる人、被災地に家族や知人がいるわけでもない人でも、毎日テレビに映し出される「悲しみ」に触れるうちに、すっかり不安に取りつかれ、うつっぽくなってしまう人もいました。「共感する力」は、コミュニケーションを円滑にしていくためにはとても有用な力ですが、その感度が高まりすぎると、時として「自滅」に導いてしまうことがあります。

これを読んでいるみなさんの身近なところにも、こんなタイプの方がいませんか?「何で落ち込んでるの?意味がわからない!」などと冷たく突き放したりせず、「そういう人もいるんだ」と認め、ケアをしてあげてください。

〈「アフター・コロナ」で必要になること〉

今後、このコロナ禍が落ち着いてきた頃に気をつけたいのは、「頑張り過ぎた人」のケアだと思います。「頑張り過ぎた人」とは、強い責任感のもと、過酷な環境の中で必死に長時間働いたエッセンシャルワーカーさんはもちろんですが、労働時間や仕事の責任・成果と直接リンクしている人ばかりとは限りません。相談者さんのように、一人で「自分のことより他人のこと」に気を遣い、「自分は恵まれているのだから」と、気付かぬうちに我慢に我慢を重ねていた人も、「頑張り過ぎた」といってよいでしょう。

経営上の理由で仕事を失い、日々の生活を不安の中で過ごした人、会社を守ろうと寝る間も惜しんで働いた経営者さん、在宅勤務で家事と仕事の両立に神経をすり減らした人などなど、落ち着いたところで息切れしてしまわないように、お気を付けください。

コロナとの戦いは、まだまだ続きます。「緊急事態」としての対応から、「日常的な注意」として対応すべきことになるのですから、ここで息切れしてはいられないのです。

長く続く「コロナ禍」を無事に乗り切るためには、やはり「今まで通り」ではいけません。重要度の低いものはいったん捨て、代わりに拡充すべきことは何なのか、きちんと見極めることが重要です。

また、お金をかけるばかりが「拡充」の方法ではありません。ちょっとした工夫で使い勝手をよくしたり、今あるものをうまく組み合わせ、活用度を上げたりすることも視野に入れましょう。こういった工夫やアイディアを共有することで、一気に「働き方改革」を進められる可能性も高いです。「今の苦労を無駄にしないこと」「明日に活かすこと」を考えていくべきでしょう。

〈相談者さん、自信を持って!〉

相談者さんのお話に戻しましょう。まず、相談者さんに気付いてほしいのは、電話を受けるのも来客の応対も、立派な「仕事」だということです。今も誰かが出社しているならば、「誰か電話取ってくれないかなー」などと、むしろ相談者さんのありがたさが身に染みている人もいるかもしれません。今まで、他の仕事の能率が下がるほど、電話や来客への対応に時間を割いていたならば、それは相談者さんが丁寧に人と接していた証拠です。相手を思いやる気持ち、臨機応変な対応は、AIにはできない仕事です。

たまには上司に電話して、「今、本社はどんな感じですか?私にお手伝いできることはありませんか?」などと、お話ししてみてもよいと思います。電話は気が進まないなら、メールでも良いでしょう。もし、別の仕事を手伝えるならば、上司の負担を減らせます。意外と上司も話し相手が欲しくてうずうずしているかもしれません。それなら、相談者さんからの電話が上司を元気づけるエネルギーになり得ます!ほら、在宅でも、相談者さんがお役に立てることはもっとありそうですよ。遠慮しないで、上司に連絡してみましょう。

また、「在宅勤務」がそれほど楽かというと…決して楽ばかりではありませんよね。「出社した方がやりやすいのに!」と思うこともあるでしょう。それでも「在宅」とするのは、通勤等による「密」を減らし、エッセンシャルワーカーさんたちを守るためでもあるのです。「在宅することも仕事なんだ」「自分が出勤しないことが、誰かのためになるんだ」ということを心に刻み、まじめに在宅勤務をすればよいのですよ、相談者さんは。

自粛が徐々に解除されても、継続的に3つの密を避けるには、何かしらの対策が必要になるでしょう。従来の仕事の一部は「今は不要」と判断されるかもしれませんが、新しい「日常」に向けて環境を整えるまでの間は、今まで以上に忙しくなる可能性もあります。相談者さんの出番はこれからです!今は体力を温存しておくことも仕事のうちです。

また、勉強はいつからでもできます。今「悔やんでいる」なら、未来を変えられるのは自分だけ。まずは自分の頑張りをねぎらい、「休むこと」を許してあげてください。そしてしっかり睡眠をとれるようになり、エネルギーが戻ってきたら、何か勉強を始めてみては?真面目な相談者さんですから、きっと何か「未来に活かせる力」を身につけられると思いますよ。ネコも一緒に頑張るニャー!

【ワオキツネザルさん】

在宅勤務には在宅勤務なりのトラブルやお困りごとなどがありますよね。私も現在、在宅勤務をしておりますが、在宅勤務を始めたばかりのころは、コミュニケーションがうまく取れず苦労しました。出勤時であれば普通に行っていたような細かな確認を怠り、事態をややこしくしてしまったり、「報告する」前に「これは今報告すべきことか」を考える一手間を惜しんで、結局また事態をややこしくしてしまったりなど、(在宅勤務に限らずかもしれませんが)コミュニケーションの難しさを痛感いたしました。

新型コロナウイルスの感染拡大による就業環境の変化によって、相談者様は自身の働きぶりやキャリアを見直されているようですね。相談者様のお気持ちを想像しながら、相談者様の在宅勤務中のお悩みを解決させていただければと思います。

〈本当に「大した仕事をしていない」のか?〉

「もし会社がリストラをすることになったら、まずターゲットになるのは私ですよね。」というお言葉から、相談者様が不安に押しつぶされそうになっている様子が目に浮かびました。「一人暮らしですし、そういえばずっと人と話していないかも…?」という発言からも、同僚の方とお話する機会が減ったことで、不安や不満を分かち合う人が減ってしまい、ご自身の思い込みや不安がより強くなってしまっていることが伝わります。

お一人で悩むうちに、「会社の経営状況が悪化すれば、自分が真っ先にリストラされる」という考えが浮かんできたようですが、それは思い込みである可能性が高いです。

というのも、相談者様は、エッセンシャルワーカーである同じ会社のみなさまと比較し、自分は「大した仕事をしていなかった」とお考えになるほど、他の社員のみなさまを大切に考え、お気遣いができる方です。そして、ご自身のお仕事に対して危機感を持たれています。そんな真面目な方が、本当に「大した仕事をしていなかった」とは考えられません。「こんな私でも、お店で働く他の社員さんのために、何かできることをしたいんです。」というお言葉からも、相談者様の思いやりのある、前向きなお人柄が伝わってきます。ここまでの緊張感や真摯さを持つ方が真っ先にリストラされるとは思えません。

相談者様は、在宅で勤務するなかで人との会話が減り、不安が募って悲観的になってしまい、ご自身のお仕事を「大したことがない」と感じてしまうのではないでしょうか。相談者様は、今のお仕事をどなたから教わりましたか?おそらく、初めは先輩社員などから教わり、引き継いだのではないでしょうか。同じ部署で、相談者様と同じようなお仕事を担当されている方が他にもいるかもしれませんね。相談者様は、その前任の先輩や、同じようなお仕事をしている他の方を目の前にして、「大した仕事をしていない」などと言えますか?きっと、そのような発言はできないかと思います。また、もし相談者様がエッセンシャルワーカー側であった場合には、おそらく在宅勤務の方に対して「ぬくぬくしている」とは思わないでしょう。

職場や職種ごとに緊張感やリスクの差はあれど、仕事は仕事です。「大した仕事ではない仕事」など、おそらくないのではないでしょうか。

〈「自分も、異なる形で大変だ」と思い込んでみる〉

ここで、相談者様の「私、これからどうしたらよいのでしょう…」というお悩みに対し、ひとつの解決策を提案いたします。

相談者様は、考え方を転換して、「自分はエッセンシャルワーカーの方とは違い、普通に一生懸命働いただけでは、働きぶりが人の目に触れづらい。ということは、その分、目に見える成果が求められており、これまで以上に成果を形として出さなければいけなくなって、自分もとても大変だ」というお気持ちで勤務されてはいかがでしょう。

相談者様は、自分が他人より「楽をしている」と思うと、なぜか「心苦しくなる」方のようにお見受けしました。相談者様のお人柄、就業環境やお仕事の種類も、なかなか自由に変更はしづらいので、ここは「考え方」を転換してみるとよいと思います。「自分も、異なる形で大変な状況にある」と言い聞かせながら勤務することで、「楽をしている」という罪悪感から逃れ、不安を前向きなプレッシャーに変えることができるのではないのでしょうか。「きっとエッセンシャルワーカーの方からしたら在宅勤務の自分はぬくぬくしていると思われているのだろう」という妄想や不安を利用していきましょう。

ただ、上記の解決策を相談者様におすすめしたいところではありますが、毎晩不安で眠れずに泣いてしまうほど精神的にダメージを負われている相談者様まず、ネコさんのおっしゃるように心のお医者さんにかかることが大切です。

ネコさんのイラスト

ネコ:ところでワオちゃん、在宅勤務中は、随分コミュニケーションで苦労したみたいね?


ワオキツネザルさんのイラスト

ワオ:そうなんです。どうも私は「ケースバイケース」が苦手みたいで…。例えば、誰かにメールでお願い事をしていたとして、その期日が近づいても全く音沙汰がないとき、もう一度メールを送るのがよいのか、電話がよいのか、それともそのまま待っていればよいのか、とても考え込んでしまいます。「電話は緊急時にするもの」というお考えの方、「メールよりも電話の方が伝わる」とお考えの方、「電話の方が早くて楽だ」という方など、様々な考えをお持ちの方がいらっしゃいますよね。さらに、「この件ならば電話で」「これは電話されると迷惑」など、案件によってケースバイケースの方もいらっしゃいます。これが最難関です。


ネコさんのイラスト

ネコ:ワオちゃんも真面目ねぇ。「ええい、わからん!」で、自分の都合を押し通そうとしないあたりがワオちゃんらしいわ。


ワオキツネザルさんのイラスト

ワオ:コミュニケーションが滞れば、自分の時間も相手の時間も奪い、会社のロスにつながります。それを認識し、自分の時間も相手の時間も適切に使えるようになりたいものです…。


ネコさんのイラスト

ネコ:相手や案件に応じて、「どうすべきか」が機械的に決められるものなら迷うこともないのでしょうけれど、それは難しいでしょうね。でも、電話をかけてみて、相手の声色から、「不機嫌そうかな?」というのはわかるかな?


ワオキツネザルさんのイラスト

ワオ:はい…おそらくは。相手の声色によっては、思い切って「これは電話をしなかった方が良かったですか」と答え合わせをするのはよいかもしれません。


ネコさんのイラスト

ネコ:そうね、それはよいかも。相手が嫌な雰囲気だったら「ごめんなさい!続きはメールにします」と、さっと切り替えるようなコミュニケーションの「技」を身につけるのも、一つの手かもしれないニャ。


ワオキツネザルさんのイラスト

ワオ:コミュニケ―ションの苦労話を聞いてもらい、ありがとうございました。試行錯誤と失敗を繰り返しながら、上手にコミュニケーションを取って円滑に業務ができるようにしていきたいです。

【イノシシさん】

こんにちは。イノシシです。三匹の住む森でも実は新型コロナの感染拡大防止のため、みな巣ごもり生活を送っています。私は音楽隊にも所属していますので、ここぞとばかりに最近習い始めたフルートを小さな音で練習しています。ピーヒャララ~♪

さて、そんなのんきな私のことは置いておいて、相談者さんはとてもまじめに悩んでおられる様子。こんなまじめで優しい社員さんがいるなんて、とてもいい職場なんだなとまず思います。ぜひとも今回のコロナに負けず、活動を再開してほしいと切に願います。

今回のコロナにおける皆さんの状況は、実はいきなり地震や水害などに遭遇し、大きく生活の変化を余儀なくされた被災者の方々の心理にとてもよく似ていると思います。被害に遭われた方の心のケアに大切なのはどのようなことか、考えていきましょう。

〈災害時のこころのストレス〉

日本では昔から災害が多発していましたが、災害時の心の問題は自分の胸にしまって人には見せず、黙って耐えるのが美徳とされてきました。しかし1995年の阪神・淡路大震災という、戦後初めての大都市直下型の地震が発生。6000人以上の方が亡くなり、最も多い時には30万人以上の人が避難生活を余儀なくされました。ここで、ようやくPTSD(心的外傷後ストレス障害)をはじめとした被災者の「心の問題」がクローズアップされるようになったのです。では、被災者の心の反応はどのように表れるのでしょうか。

災害は、被災者に大きなストレスを与えます。東日本大震災では、自分だけ生き残ってしまったことに対する罪悪感からふさぎ込んでしまうケースも多くみられました。本当だったら生き残ったことを喜んでいいはずなのに、人間の心は複雑ですよね。

ストレスによる反応は、様々なところに出てきます。持病が悪化したり、まとまった考え方ができなくなったり、イライラして落ち着かなくなったり、周囲の人とうまくいかなくなってしまうこともあるそうです。

ストレスによる反応は、時間とともに変化していくことが知られています。ここでは①急性期(災害発生直後~数日)、②反応期(1週間~6週間)、③修復期(1カ月~半年)に分けて、その心の動きを見ていきたいと思います。

①急性期(災害発生直後~数日)
災害の直後は、その衝撃に圧倒され、身体や思考や感情、行動にも影響が現れます。心拍数や血圧の上昇、また呼吸は早くなり、発汗が起きます。物事を合理的に考えることができなくなり、集中力、記憶力も低下します。茫然自失に陥り、不安や恐怖が強く、怒りとかなしみでいっぱいになるときがあります。行動も硬直化し、イライラしやすく、また非難がましくなって、コミュニ―ションがうまく取れなくなります。

②反応期(1週間~6週間)
抑えてきた感情があふれ出してくる時期です。これは無力感の克服につながる心の働きでもあります。つらい出来事がよみがえってきたり、悪夢を見たり、緊張が高まり、イライラや孤立感が増し、しばし抑鬱的になります。生き残ったことに救われた気持ちと同時に罪悪感が襲ってくることもあります。

③修復期(1カ月から半年)
悲しみやさみしさが募り、不安を感じることもありますが、混乱した感情が徐々に修復され始める時期です。つらい出来事が思い出されると苦しくなりますが、少しずつ気持ちがおさまり、日常への関心や将来の見通しに目を向けていけるようになります。
また、突然記憶がよみがえったり、災害を思い出す話題や場所を避けたりします。自分が自分でないような感覚にとらわれることも珍しくありません。

※時期と反応は目安であって、必ずすべての反応が起きるわけではありません。順番が決まっているわけでもありません。
(出典:災害時のこころのケア/日本赤十字社)

〈友だちとぜひオンラインで楽しい話を!〉

いかがでしょうか。緊急事態宣言が4月7日に発せられてもうすぐ2カ月。自粛生活は避難所生活と違い、あまり人と話す機会もありません。ストレスを発散することができず、抑えてきた感情があふれ出してくる時期でもあるのではないでしょうか。

でも、そんなあなたは正常なのです。普通の人と全く変わりはありません。ただ、責任感が強い分、少しストレスをためてしまいがちなだけなのかもしれません。今回の新型コロナウイルス禍は震災と同じく、誰のせいでもありません。そしてあなたは被害者であり、被災者なのです。幸い、今はITも発達しているのでパソコンでみんなの顔を見ながらオンラインでお話しすることも可能です。SOSがあればそれを隠さず、話してみるのはいかがでしょうか。

実は、みんなそれぞれのSOSを抱えていると思います。ストレスは、周りの人に言葉に出して話すことによって軽減されることが知られています。思いっきり今思っていることを口に出して、そしてコロナが収束した後に何をしたいか、どんな楽しいことをしたいか、話し合ってみましょう。それがあなたと、あなたの周りの人が幸せになる近道になるかもしれません。

新型コロナウイルスは第二波、第三波も予想されています。必要以上に恐れる必要はありませんが、今の状況が長引いた時のことも考える必要がありそうです。ぜひ、周りの人とコミュケーションを積極的に取ってみてください。そうそう、勉強や本を読んだりするのもいいと思います!別に無理な目標を立てなくてもよいので、巣ごもり生活を「忙しくてこれまでできなかったことができる」時間と捉えて、少しでも楽しい時間を増やしてほしいですね。お互い、がんばりましょう!

「HRリスク」とは、職場における、「人」に関連するリスク全般のこと。組織の健全な運営や成長を阻害する全ての要因をさします。
職場トラブル解決とHRリスクの低減に向けて、エス・ピー・ネットワークの動物たちは今日も行く!

※このコーナーで扱って欲しい「お悩み」を、随時募集しております。

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