HRリスクマネジメント トピックス

「採用面接の注意点を教えてください!」SPNの森 動物たちが語るHRリスクマネジメント相談室

2025.05.27
印刷

職場におけるトラブルは、様々な要因が複雑に絡み合って起きるもの。複合的な視点でとらえないと、真の問題解決には至りません。

悪事に手を染めるのも人ならば、素晴らしい成果をあげるのも人!どうしたらトラブルを抑えられるだろう、どうしたらもっと力を合わせ、のびのびと力を発揮できるだろう?

SPNの森に生息する動物たちが、今日もチャットで語り合います。

【SPNの森に生息する動物たち<プロフィール>】
みみずくさんのイラストみみずくさん:
SPNの森のお目付け役。愛らしいフォルムと裏腹に、猛禽類らしい鋭い目線で最新のリスクをチェック!さらに森の仲間たちの文章もチェック!夜行性?うーん、夜中に起き出して活動を始めるから、夜行性なのか早起きなのか…?


黒豹さんのイラスト黒豹さん:
黒いのは、ゴルフや釣りなどアウトドアライフのせい? SPNの大阪の森や福岡の森を棲み処としていたこともあり生息域は広い。20数年前に内部通報窓口の受託運営サービス「リスクホットライン®」を立ち上げたのは実は…。


モモンガさんのイラストモモンガさん:
小さな皮膜で滑空する夜行性。特定社会保険労務士、産業カウンセラー、ファイナンシャルプランナー。そこそこ長い会社員経験をおなかの袋から取り出しながらSPNと会員企業様の森を飛び回ります。


リスちゃんのイラストリスちゃん:
森の中を駆け回り、皆さんのお困りごとに対応します。内部通報関連のエリアをパトロールしているのですが、最近は通報に関連するヒアリングの対応が増えています。人の数だけトラブルやお悩みがありますね。ご相談には変わらずお答えしていきますよ。


ペルシャ猫さんのイラストペルシャ猫さん:
ゆったりと過ごすことが好きな猫。ゆったりと過ごしたいが、過ごせなかった過去を持つ。社会保険労務士のほか財務会計の資格もあり、人事労務と財務会計分野の実務経験が長い。SPNの森では日増しに内部通報制度との縁が深くなっています。


キリンさんのイラストキリンさん:
去年の夏から相談室のレギュラーメンバーになりました!長ーい首で会社のことを見渡せるよう、ペルシャ猫さんの勉強会に毎週リスさんと参加中。この森に来て丸2年。先月セミナー講師デビューしました!


ネコさんのイラストネコさん:
当相談室の留守番ネコ。猫なで声と鋭い爪をあわせ持ち、企業内での人事実務経験が豊富。保有資格は、社会保険労務士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント等。面接官の前とそれ以外の人の前で態度がころっと変わる人は、採らないニャ。

今月は、最近、課長になったAさんからの相談です。

今年課長に昇格したのですが、慣れない仕事が多くて悪戦苦闘しています。特に、採用面接!自分の部署で働く人の書類選考と一次面接を、自分が行うことになったんです。

今までは、「こんな人が欲しい」とか「こういう人はちょっと…」とか、せいぜい上司に意見を求められたら答えるくらいで、自分が人を「選ぶ」、面接を「する」側になったのは初めてで。

初回は、とりあえず応募があったので、会ってみようということで書類選考を通過させました。初回だからと、面接は人事の人が進行してくれたので、緊張をほぐすような雑談から始めて、結果連絡の時期などを説明して締めるような、大まかな流れは掴めたのですが、肝心の、何を聞いたらよいのか、それをどう判断したらよいのかに、自信がもてません。

人事に相談したら、「こういうことを聞いてはいけません」ということが箇条書きにされたリストをもらえたのですが…こんなに聞いてはいけないことがあるのか!と思うと、ますます質問をするのが怖くなってしまいました。

SPNの森の皆さん、私はいったいどうしたらいいですか?

ニャー、採用は、相手の人生に大きな影響を及ぼす可能性もあるので、責任重大。Aさんのように、真面目に考えてくれる人にお願いしたいものニャ。

じゃあ、SPNの森の仲間たちを呼んで、一緒に考えてみるニャー。

〈面接の仕方って、学ばないの?〉

ネコさんのイラスト 面接って、何か研修とか訓練とか…ないものなんでしょうか?こんないきなり?
ペルシャ猫さんのイラスト 私も課長の端くれですが、いきなりでしたよ(笑)
みみずくさんのイラスト 「いったいどうしたらいいですか?」ですと?管理職の自覚が足りないと思いますよ。
ネコさんのイラスト えー?面接もできて当然!ということ?勝手に勉強しなさい、ということでしょうかね。
みみずくさんのイラスト 基本的には一緒に働く仲間なので、そういう点でのイメージは持っているはずだし、注意点は、管理職として普通におさえておくべきことだと思うけどな。
モモンガさんのイラスト 私は面接官をやることになった時、「面接のコツ」「採りたい人に選ばれる面接」のような資料を集めたり、いくつかセミナーを受けたりして情報収集しました。世の中に出回っている情報は多いので、そこから学んで、自社と自分(面接官)に合う面接にしていくことはできると思います。
キリンさんのイラスト 「面接で聞いてはいけないこと」ってなんとなくイメージはつくのですが、はっきり決まっているものなんですか?
ネコさんのイラスト こんな感じ↓かな。
公正な採用選考の基本(厚生労働省HPより)
キリンさんのイラスト ありがとうございます!
リスちゃんのイラスト 私は面接を受ける側しか経験したことがないのですが、ある程度質問事項は決まっているものではないんですか?「こういうことを聞いてはいけません」リストがあるなら、「こういうことを聞きましょう」リストもありそうな気がしますが…。
ネコさんのイラスト 作っている会社はあります。ただね、「これを本当に全員に全部聞くの???」となりそうなものも、正直、あります。「重いものを運びますが、腰痛は大丈夫ですか?」と…若い人に聞いてもねぇ。今は痛くなくても、作業の見直しや安全教育もせずにやらせていたら、そのうち痛くなるよ。あと、過去にトラブルを起こした人の特徴をずらーっと並べて、「こういうことはありませんか?」と確認するものも。私が応募者だったら、たぶん引く…。

〈人事との役割分担〉

ペルシャ猫さんのイラスト うちの森は、中途採用の一次面接では人事から聞く項目が決まっていて、その上で、採用部署の課長である私が説明したり質問したりします。採用部署としての業務説明や質問の内容は、私の場合、モモンガさんやたぬきさん(同じ部署の他の管理職であり、私の上司)と事前に打ち合わせていました。
キリンさんのイラスト 人事と部署で見るところが違うんですね。
ペルシャ猫さんのイラスト 前の森は、基本は人事で一括採用でした。でも現場で直接採用するときは、現場の管理系職種の人が面接官だったと思います。
リスちゃんのイラスト なるほど…人事側と部署側でそれぞれ気を付けるポイントがありそうですね。
ペルシャ猫さんのイラスト そうですね。人事の方が、(当たり前ですが)面接の経験が豊富なので、人柄について気付く点も多い印象です。面接が終わった後に、そのまま人事の人とお互いにどう思ったかを話し合って、私がそれを踏まえて上申しています。
リスちゃんのイラスト そのような連携ができていないと、相談者さんのようになってしまうということですね…。
ペルシャ猫さんのイラスト なので、Aさんからの相談内容を見たときに、「人事は何をしてるの?」と思いました(苦笑)
ネコさんのイラスト 人事と現場の連携って大事だと思う。人事が「現場のことはわからないんでー」と現場に丸投げするところもあるんだよね。人事は人柄だけ見て、業務への適性は現場で見る…と言いつつ、結局誰も見ていない、みたいな。人事って、その会社の人事なんだからさ。もっと現場に興味を持つべきと思う!
みみずくさんのイラスト この森も、以前は部署任せだったんだけど、それはダメでしょってことで、人事が主体的にコントロールする方向に変わったんだよね。他の会社も、しっかりやっているところとそうでないところに二極化しているんじゃないかな。

〈何を聞くべきか?いや、何を知りたいか?〉

ネコさんのイラスト 何を質問するかより、何を知りたいかを具体化することが大事だと思う。どんなに人柄がよくても、その仕事ができないなら意味がないじゃん?だから、その仕事には(ここで働いていくには)どんな能力や志向性が望ましいのかをまず考えないとね。
モモンガさんのイラスト 部署側の質問事項は、管理職で話し合って、リスト化したりしましたよ。
ペルシャ猫さんのイラスト 一次面接で使う説明資料(PowerPoint)も作りましたよね。この説明資料では、会社のミッションや事業の柱といった会社全体の話から、採用部署の具体的な業務内容や人員構成などにフォーカスする流れにしてましたね。
モモンガさんのイラスト はい、業務や人員構成の認識の齟齬が起こらないように、資料をつくりましたし、個人的には、毎回、その応募者に合わせた質問リストを作っています。
黒豹さんのイラスト 相手の何を知りたいか…。私は、中途採用の面接をすることが殆どで、その人の価値観というか、興味のあるところとか、どういう働き方をしたいのかを確認したいので、「今まで仕事をしてきた中で(いい意味で)記憶に残っているエピソードを教えてください」というのは必ず聞いているかな。
みなさん、一般的な内容以外に、「必ずこれは聞いている」というフレーズあります?
ネコさんのイラスト 「何が好きかな?」「何にわくわくするかな?」「うちの仕事なら何に合いそうかな?」「うちで満足してもらえそうかな?」を知りたいので、それらを聴きます。自分で意思決定したことを重点的に。
黒豹さんのイラスト あと、「友人とか家族とか、周りの人からどういう人(タイプ)と言われることが多いですか?」とかも聞くかな。
ネコさんのイラスト あ、それお勧めですー。前の森で新卒採用を担当していたときは、ゼミでもサークルでもアルバイト先でもなんでもよいのだけれど、「いつものメンバー」を思い浮かべてもらい、まず「いつものメンバーは何人?」と聞きます。例えば本人の他に3人いるなら、「じゃあその3人をAさん、Bさん、Cさんとしましょうか」と名前は伏せたままにして、「一言で言ったら、Aさんはどんな人?」と全員分聞いていき、最後に、「じゃあ、このメンバーといるときのあなたを一言でいうと?」と聞いていました。「いつものメンバー」の中でのその人の立ち位置とかキャラクターがよく見えてきます。
ペルシャ猫さんのイラスト 私の場合は、一次面接で業務説明をするんですけど、その説明内容に対するリアクションは注視していますね。
黒豹さんのイラスト リアクション、大事よね。正直なリアクションか体裁を繕ったリアクションかって結構わかるよね。
ペルシャ猫さんのイラスト そうなんですよね。人事と自己PRに関するやり取りを見た上で、「そういう志向があるなら、うちのこの業務に喰いついてくるはず」と思っても、まったく喰いついてこない人もいますから。
モモンガさんのイラスト 私の場合は、中途社員の二次面接を担当することが多いので、ペルシャ猫さんと人事担当者の一次面接のコメントを見て、職務経歴や履歴書などとも照らして、「より深堀できるように」と「聞き忘れがないように」という目的で、質問リストを作っています。もちろん、リストに沿って1つ1つ聞くような感じではなく、できるだけ素を見せてもらえるようにカジュアルに進めながら、聞くべきことは聞かなければ、という意識で臨んでいますね。
ネコさんのイラスト リスト化する場合は気を付けないといけないポイントね。採用面接のロープレ研修を実施したことがありますが、リストに沿って回答を「埋めていく」ことに気を取られて、それ以外の要素を聴けなくなっている人が案外多くて。リスト通りに質問すると、結果的に、「さっき言ったよね!」とか「それはもう聞かなくてもわかるよね?」みたいなことを聞いてしまいがち。
みみずくさんのイラスト ぼくは「素養」かな。それを知りたいので、それを探る質問をする。
ネコさんのイラスト 素養って…?
みみずくさんのイラスト この森でプロフェッショナルとして活躍できるようになるために必要なもの。情報収集力とか感度とか学ぶ意欲とか。例えば、「最近、興味をもった出来事を3つ挙げてみて」とか「企業が今、困っていることってどんなことだと思う?」は毎回質問するようにしている。
ネコさんのイラスト なるほどー。

〈どうしたら「素」を知れるのだろう?〉

みみずくさんのイラスト 転職や就活がこれだけ活性化すれば、会社をだますノウハウも出回っているんだろうね。
リスちゃんのイラスト 「面接でこれを聞かれたらこう答える!」とか「人事に好感を与える回答」とかはよく出回っているイメージがありますね。
ネコさんのイラスト かしこまった自己PRって、だいたいネットに落ちているやつかな、って(笑)
キリンさんのイラスト 今はAI相手に面接練習できるアプリもありますよ。
モモンガさんのイラスト 用意してきた受け答えは大体わかるので、実際は、そういうところはあまり採用の判断の根拠にしていないです。対話を重ねる中で、その場でご本人が発した言葉で判断しているつもりです。これは、ヒアリング業務(ハラスメント等の通報者や被通報者からの聴き取り調査)などで、ある程度身についたことかな、と思います。
キリンさんのイラスト 面接官には見抜かれているんですね。話すのに慣れる練習として使うに留めた方がベターですね。
モモンガさんのイラスト そうですね。学生さんだったら、基本的な受け答えとか、ビジネスマナーみたいなものを練習するのは良いと思います。中途採用だと、過去の経歴や価値観重視になるので、こういう練習はあまり役に立たないかな、と思いますよ。
みみずくさんのイラスト 新卒の最終面接では、一通り確認するけど、自己紹介とかガクチカはあまり重視していない。想定できない質問をすることで素を引き出せるかと思って。
リスちゃんのイラスト 私がこの森の最終面接を受けた時、全然想定していなかった質問にしどろもどろで答えたような記憶がうっすらあります…(笑)そのような意図があったのですね。
みみずくさんのイラスト (ニヤリ)
ネコさんのイラスト いかに不快にさせずに、楽しく崩すかですよ。「就活仮面」をはがさないと、意向や志向性もわからないので、できるだけ素で話せるような環境づくりが大事かと。ネコはあえて「志望動機は?」という質問はせず、「いろいろな会社を受けていると思いますが、この会社なら受けてもいいかなー?と思ったポイントを教えてください」と、ハードルを下げて聞いていました。積極的に志望しているかどうかなんてわからない時点で志望動機なんて聞いたら、「就活仮面スイッチ」をONにしてしまうだけだもん。
ペルシャ猫さんのイラスト 今はどうかわかりませんが、前の森の業界では、面接が4~5回くらいありました。志望度が重視されるのか、その前の訪問(説明会のようなもの)でもふるいにかけられていて、何度も説明会に来ているかとかでも判断されるようでした。当然ながら、普通は業界内で複数のところに応募するわけですけど、面接の予定の入れ方で、第一希望かそれ以外かは分かるので、第一希望ではないと思われる場合はそれで落としてしまうというのも聞いたことがあります。
ネコさんのイラスト 応募者が多くないとできない手法だなぁ。ネコが前にいた森は、よほどのマニアしか知らないようなBtoBの中堅企業だったから、第一志望だなんてことは、まずなかったんだよね。志望理由が本音か、取って付けたものかを知りたいなら、経歴を全部追いかければわかると思う。「どうしてこの学部を選んだんですか?」「最初の会社は、何が決め手で入社しました?」「退職したのはなぜ?」「転職先は何に期待してここにしたの?」「今はどうしてまた転職しようと?」って。これで、自社への応募が自然な流れになっているかを知れるし、その人の意思決定がどう行われているかもよくわかる。
みみずくさんのイラスト なるほどね。その通りだと思う。
黒豹さんのイラスト なるほど。退職・転職理由は私もかなり重視して聞いています。
モモンガさんのイラスト そうですね。職歴に思考や判断軸が現れますし、皆さんが仰るように、「退職理由」は、色々な判断材料が拾えるので、失礼にならないような言い回しに気を付けつつ、深堀していって、そのうえで当社に応募した理由に関連性があるかなどを見ていきますね。
ネコさんのイラスト まぁ、自社とのマッチングの場ですから。仕事に興味を持てそうかを、過去の意思決定のポイントから探っていき、「うちだとこういう仕事があるんだけど、好きそうじゃなーい?」とか、きゃっきゃしながら面接していました。固くさせない。で、どれほど自社では困るような言動やエピソードが出てきても、否定しない。否定すると、自分を取り繕うモードに入るし、その人の人生や価値観を否定する権限なんて私にはないから。自社に合わないなら、ただ不採用にすればいいだけだから。
キリンさんのイラスト 当社の面接を受けた時、一次面接か二次面接が一番緊張して、最終面接はあまり緊張しなかったことを思い出しました。ある程度の緊張感も大事かと思いますが、最終面接の方が、より素が出せていたように思います。
ネコさんのイラスト こちらが選ぶ側ではない時代だけど、自動的に「選んでもらおうモード」に相手がなってしまうと、就活仮面が余計に強固になるの。だから相手が警戒しそうな流れになったら、あえて話をそらして、ニコニコしながら、別の面から聞きます。不審な点に気付いても、気付かないフリをします。で、ぐるっと回って戻ってきます。
キリンさんのイラスト 質問の仕方が重要そうですね。嘘をついてないかを知るためにも、深堀質問は効果的だと思いました。
リスちゃんのイラスト 面接する側も、そのような立ち回りができるようになるまでには場数が必要な気がします。

〈入社前から信頼関係を壊さないために〉

モモンガさんのイラスト 不採用にするとしても、会社に悪い印象を持たれることに良いことは一つもないですから、どれだけ感じよく面接を終わらせられるかは、注意をしています。不採用にした人が、将来の取引先になるかもしれませんし、転職サイトやSNSに何か書かれてしまうリスクもありますからね。
黒豹さんのイラスト 今の時代、こちらが「選ぶ」のではなく「選んでもらう」という意識で臨む必要があるので、面接する側も「一緒に働きたい」と思ってもらわないといけませんよね。
ネコさんのイラスト 相手の話をきちんと聴くことは大事だと思う。相手の生き方も、好きなことも、否定しないで聴く。学生さんの研究テーマとか、全くわからない分野でも、事前に調べて、せめて話の糸口くらいは見つけて臨むようにしていたな。「このくらいしかわからなかった」と伝えたら、わかりやすく教えてくれる人もいて、コミュニケーション能力の高い人だということがわかったこともあったし。わざわざ面接にお越しいただくのだから、こちらが相手に興味を持つことは、最低限の礼儀だと思う。
ペルシャ猫さんのイラスト 私が転職活動しているときに、ある会社の二次面接で、家族のこと…両親の年齢や職業などをたくさん聞かれました。職業安定法の「公正な選考採用」の関係だと、本人の如何ともしがたい、家族のことは聞いちゃいけないと思うんですけど…。その会社、人事系のコンサルもやっていたはずですが、それでもこういう質問してくるんだな、と思いました(苦笑)
ネコさんのイラスト それはアウト!「私と親と、どっちを採るの!」って感じ(笑)信用なくすよね。たとえ入社したとしても、不信感を抱いた状態でスタートすることに…。
黒豹さんのイラスト 私は面接で「来てほしい」と思った人に、いい面ばかりを誇張して話してしまわないように気をつけています。入社した後に「話が違う」とか「期待外れ」とならないように…。
ネコさんのイラスト それ、ほんと大事ですね。嘘をつく人を入社させてしまうと、やっぱりトラブルにつながるので、こちらも嘘をつかないところからのスタートで。

〈面接だけで全てはわからない〉

みみずくさんのイラスト よく考えたら、少ない情報で判断しないといけないのだから、採用って統計みたいなもんだな。
黒豹さんのイラスト ガッツリ統計を活用しているという話を聞いたことがあります。「結構いいですよ」と言われました。
モモンガさんのイラスト 今は、AIを使う会社もありますしね。
ネコさんのイラスト 職務能力の部分は筆記テストもしっかり実施していましたよ。実際にお願いする業務に通じるような、実務に近いテストを手作りしていましたね。面接だけに頼らないことも大事です。
黒豹さんのイラスト わりと最近、いわゆる「無敵の人」を採用してしまって、14日以内に辞めていただいたという話を聞きました。
みみずくさんのイラスト 入口で100%見抜くのは難しい。様々な方が入社されるのは当然。出口戦略を豊富にもっておくことがリスク管理上は重要ってことかな。入口だけでなく、中間管理と出口が大事…って、反社リスク対策みたい(笑)

「HRリスク」とは、職場における、「人」に関連するリスク全般のこと。組織の健全な運営や成長を阻害する全ての要因をさします。

職場のトラブル解決と、もっと力を発揮できる職場づくりに向けて、SPNの森の動物たちは今日も行く!

※このコーナーで扱って欲しい「お悩み」を、随時募集しております。

Back to Top