HRリスクマネジメント トピックス
職場におけるトラブルは、様々な要因が複雑に絡み合って起きるもの。複合的な視点でとらえないと、真の問題解決には至りません。
悪事に手を染めるのも人ならば、素晴らしい成果をあげるのも人!どうしたらトラブルを抑えられるだろう、どうしたらもっと力を合わせ、のびのびと力を発揮できるだろう?
SPNの森に生息する動物たちが、今日もチャットで語り合います。
みみずくさん:SPNの森のお目付け役。愛らしいフォルムと裏腹に、猛禽類らしい鋭い目線で最新のリスクをチェック!さらに森の仲間たちの文章もチェック!夜行性?うーん、夜中に起き出して活動を始めるから、夜行性なのか早起きなのか…?
ペルシャ猫さん:
ゆったりと過ごすことが好きな猫。ゆったりと過ごしたいが、過ごせなかった過去を持つ。社会保険労務士のほか財務会計の資格もあり、人事労務と財務会計分野の実務経験が長い。SPNの森では日増しに内部通報制度や情報セキュリティとの縁が深くなっています。
ワオキツネザルさん:
新卒7年目のワオキツネザル。防災士。入社したてのころはキョロキョロしてばかりいましたが最近は仕事にも慣れてきました。相談者の気持ちに寄り添いながら、HRリスクマネジメントについて一生懸命考えてみます。
キリンさん:
長ーい首で会社のことを見渡せるよう、ペルシャ猫さんの勉強会に毎週リスさん、鶯さんと参加中。この森に来て3年目!首の長さを活かし、アンケート業務では一つの結果に囚われずに全体を俯瞰で見られるよう修行中。
鶯(ウグイス)さん:
SPNの森に昨年4月に仲間入りしました。以前の森は幼少~青年の鳥さんたちと関わることが多かったです。臨床心理士と公認心理師。よりよく生きる日々を考えつつ、森で活躍できる範囲を広げられるように日々勉強中です。
クオッカさん:
昨年春に法科大学院を卒業。社会のことをもっと知りたい!経験したい!と、SPNの森へ。興味津々で何にでもむしゃむしゃかぶりつき、注意を受けることもしばしば。「関西弁→東京弁→敬語」の変換に苦戦しつつ、学生時代の組織経験を活かしてにっこりスマイル、幸せをふりまき日々邁進!
ミニチュアダックスさん:
法律を学んでおり、以前は法律関係の森にいましたが、今年の1月にSPNの森へ。好奇心旺盛で、先輩方の後ろを跳ね回りながら日々この森について学び、猟犬らしく鋭い嗅覚で自分が活躍できる方法を模索中です。
イタチさん:
最近森にやってきたイタチ。前の森では病気やケガの対応が主でした。保有資格は看護師、保健師。社労士試験に合格したので登録に向け奮闘中。理不尽な事には、カマイタチに変身して「カマ」します。
ネコさん:
当相談室の留守番ネコ。猫なで声と鋭い爪をあわせ持ち、企業内での人事実務経験が豊富。保有資格は、社会保険労務士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタント等。花粉にやられて元気が出ないニャ…。
今月は、もうすぐ新卒入社して満5年になる、Aさんからのご相談です。
<もうすぐ新卒入社して満5年になる、Aさんからのご相談>
聞いてください!4月から、私の部に新入社員が配属されることになったんです!私が教育係になります!
当社はさほど知名度の高い会社ではなく、近年は新卒採用に苦戦しています。思うような人数を採用できず、なかなか各部に行き渡りません。私は新卒で入社してもうすぐ満5年になりますが、今年初めて後輩を迎えるんです!
ずーっと部署で一番下のポジションで、通常の担当業務に加え、電話に出たり、コピー用紙を補充したり、会議の議事録を作成したり、部内会議のスケジュールを調整したり…雑務は全て私の仕事でした。これらをやっと卒業できる!やっと本来の仕事に集中できる!と浮かれていたのですが…。
最近の若い子の扱いって、どうしたらいいんでしょう?他社に勤める友人に話を聞いたら、電話に出るように言ったら「テルハラだ!」と言われたとか、イヤだと思ったらすぐ辞めてしまうとか、そんな話ばかり出てきて、急に心配になってきました。
そういえば私が入社した頃はまともなマニュアルもなくて…、私は無我夢中でどうにかできたものの、同じやり方ではいけない気がします。
教育係として、私はどんな点に気を付けたらいいでしょう?
うちの部は20代が私だけで、30代がおらず、あとはみんな40代以上。できれば上司や先輩たちへのアドバイスも一緒にお願いします!
ニャー、頑張って指導してもハラスメントだと言われたり、辞められてしまったりでは困るけれど、仕事はしっかりできるよう、しっかり教育しないといけないニャ。
Aさんの悩みにこたえられるよう、森の仲間たちを集めて考えるニャ!
〈キリンさんから置手紙が…!〉
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コタツの上にキリンさんからの置手紙があったので持って来たニャ。 |
【キリンさんからの手紙】

すみません!急用ができて、参加できなくなってしまいました。
今回のご相談、私と重なる部分がたくさんあります。私は2023年に新卒でこの森に来て、その後、鶯さんやシマエナガさん、そしてクオッカさんとミニチュアダックスさん、イタチさんが中途入社してきましたが、新卒で配属された人はいません。この春には新卒の人が来るかも?と、想像しただけでドキドキです。なので、思ったことを手紙に書きますね。
- 「最近の若い子」の扱いについて
- マニュアルについて
- 教育係として気を付けるべきこと
- おまけ(キリンが戸惑ったこと)
この職場、Aさんにずっと雑務を押し付けていた様子や、「雑用は若手がするもの」という共通認識がありそうです。これだと、新入社員さんに「雑用するために入社したわけじゃないのに、面倒ごとを押し付けられたな…」と思われてしまいそうです。
職種や環境にもよりますが、「入社直後はできることも限られているから、まずは『誰にでもできること』からやってもらい、徐々に仕事の基本を身に付けてもらっているよ。みんな同じ道を歩んできているよ。」のような声掛けも必要と思います。成長を支援するわけでもなく、ただ若手に雑用を押し付けているのであれば、会社として見直しが必要と思いました。Aさんがいつまでも本業に携われず、雑用に明け暮れているならば、これを機会に「自分で出来ること・すべきことは自分でしましょう」「省力化、効率化できないか検討しましょう」と、意識を改めていくことが大事だと思います。
あと、若い世代の共通点として、相手の様子や顔色を過剰にうかがう傾向があると聞くので、フラットな気持ちで接することが大事かなと。面倒がっていたり怒っていたりすると、思っている以上に相手に伝わってしまうので…。
私がこの森に来たときは、同じく新卒入社の先輩社員(ミーアキャットさん)が残してくれた資料を参考にしていました。ミーアキャットさんが「自分でマニュアルをつくると、後々役立つよ」と言ってくれたので、業務の手順など教わったことを自分でまとめていました。Aさんも、今から詳細なマニュアルを作っても中途半端なものになるでしょうし、ざっくりとしたマニュアル渡して「書き加えていこう!」とすることも一案かなと。
1.と重複して、面倒がらないことの他、逆に気をつかい過ぎない、先回りし過ぎずに相手に任せることも大事だと思います。あと、周囲の人に対してですが、Aさんがはじめて後輩を受け入れることは周りの社員も知っているでしょうし、Aさんの「教える力」や「指導者としての適性」も誰にも分からないので、事前に上司や他の社員と連携することが大切だと思います。Aさんも一人で全て教えようと頑張り過ぎず、最初に資料を渡して自分で調べてもらったり、自分もわからないことは一緒に他の社員に聞きに行ったりすることも必要と思います。
私が1年目のときに戸惑った、具体的なエピソードをお伝えしておきます。
オフィス内にゴミ箱は、他部署で管理しているものと、個人で使用しているものがいくつかあり、最初はどれを使ってよいのか迷っていました。今思えば、個人のゴミ箱にポイッとしてしまったこともあったな、と。(懺悔…)関連して、ゴミ袋の交換っていつ誰がやっているのか…という疑問も感じていました(笑)。
時間を割いてまで教えるほどではないこと/そもそも教えるものと認識していないルールも、入社時は分からないし、放っておけば誰かに迷惑をかけてしまうものだ、と振り返ってみて思います。Aさんも、自分の入社時に困ったことや逆に聞けて良かったことを振り返って、教育に役立ててみてください!
キリンからは、このくらいにしておきます。皆さんの話し合いを見るのを楽しみにしております~。
〈私のときは…〉
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キリンさんの置手紙、長文でしたねー。思うところがいっぱいあったんだね。 |
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なるほどなぁと読みました。 |
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若手の頃を思い出しました。というよりかは、そこまで細やかなところに目が行くのですね、とも思いました。私が忘れているだけかもしれませんが…。 |
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ワオキツネザルさんの頃は、もっとほったらかしだったよね。 |
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と思いきや、私は新卒入社後、配属前の4月頃に色々な部署を回る過程で、他部署の研修の際に、電話やゴミ捨てについて教わった覚えがあります。 |
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新卒の人は恵まれてるなぁ、という感じなんですよね。中途で入った私らは、「電話なんて取るのが当り前でしょ」「なんでゴミ袋を交換しないの?」からだもん。誰が誰かもわからないし、いっぱいになったゴミ袋を出す場所なんて誰も教えてくれないのに。 |
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他部署で教わったことを引き継いでいなかったというか、そこまで細やかなことを教えるという発想がなかったという感じで…。どうしても業務を教えることに気が行ってしまっていましたね。 |
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うん。正直、そこまで細かく教えないといけないの?という感じはする。聞いてくれたらすぐ教えるのにー、みたいな。自分たちがほったらかしだったから、余計に「え?これもわざわざ教えるの?」ってなるんだと思う。 |
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マニュアルががっちりあると、体系化されていて分かりやすい側面はありますよね。 |
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どちらの気持ちも分かりますね。ご相談にてAさんが言及されているような、部署で一番下のポジションの人が行っている雑務は、あまり「教えること」の範囲に入っていないような感覚があります。ですが、マニュアルで定められていたら、教える方(Aさん)も教わる方(新卒の方)もラクかもしれませんね。「デスクで食事はダメですか」「お菓子はセーフですか」「生ゴミ系も執務室内のゴミ箱に捨てていいですか」というのは、あまりにも些末すぎて、当時は尋ねるのも恥ずかしいと思った気がします。 |
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その職場の「正解」というか「ルール」や「マナー」がはっきりしていないことが、そもそもの問題なのかもしれないですね。 |
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私はいわゆる後輩はいなかったのですが、後から入社された方はいたので、「忘れたらまた聞いてくれたらいい」と先手を打って色々細かいところまで伝えていました。分からないうちは、「何が分からないかも分からない」だろうと思ったので。 |
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私自身、アルバイト経験しかなく社会人としてはこの森が初めてだったので、ビジネスマナー的なものも含めてわからないことだらけの中で、こういう風に言ってもらえるのはとても助かりました。 |
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そういえば前の森では、電話の取り方というか、電話機の使い方は人事担当がしっかり教えていました。新卒で入る人が多いので、「会社の電話って、これしかないでしょ?」と思っている人がぞろぞろいたんです。なので、中途入社の人が現場で「電話機の使い方」を聞くと、「電話も使えないの?」みたいな顔をされると。うん…些細なことほど、現場ではかえって聞きづらいかもしれないなぁと思って、入社日に一緒に社内を回って共用部のルールを一通り説明して、「困ったらこっち(人事担当)に聞いてくださいね」と言っていたことを思い出しました。 |
〈これって仕事なの?〉
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自分が新卒の時どうだったかを振り返ると…。
でした。これ、真面目にやると、始業時刻よりも1時間くらい前に来ないとできないですし、サービスというか、早出の時間は早出残業扱いじゃなかったです。この当番とは別に、新聞切り抜き(コピーはしませんよ!)当番みたいなのもありました。徐々に思い出してきました…。 |
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あったねー、そういうの。私は、先輩たちより早く出社して、机を拭くところからスタートだった。 |
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あ、当番の中に「机を拭く」もありました…。 |
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ありましたね。それも仕事だからって。私も新卒のころは同じようにガチガチにマニュアルで定められていましたね。誰がいつ、どこで何をするかとか。結果仕事遅い私は早く始業していました。トホホ。 |
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あと、女性だけ「お茶当番」があって、ホットコーヒーと冷たいウーロン茶を常に切らさないように用意しないと文句を言われた。ウーロン茶は、ある程度冷やしてからサーバーに入れないといけなかったから、かなり早く出社しないと間に合わなかったけど…残業代なんてなかった。仕事だって言うなら、賃金払え!ですよね。当然、アウト! |
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いわゆる「雑用」は誰がやるべきなのか。新しく入った人?当番制?自主性?自分のことは自分で?本来はそこから考えるべきだよね。悪い慣習なら見直せばよいし。教育の一環という捉え方もあるし。必ずしも正解がないものだと思う。 |
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新聞の切り抜きは、業務に必要な情報収集の習慣づけになるから、そんなにイヤじゃないと思う。ネコは自主的に自宅の新聞をチョキチョキして、スクラップブックを作っていたし。でも、机を拭くのとかお茶当番は、ただただ早く来なきゃいけなくて、イヤだったなぁ。 |
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Aさんの場合、電話に出ることや会議の議事録作成、部内会議のスケジュール調整は、今後その森の業務を把握していくうえで大切だと思います。一方で、ゴミ出しや部長室の掃除が仕事に繋がるかというと、難しいところですよね。 |
〈気付いた人がやるルール?〉
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誰がやってもいい仕事、というのは当番を決めておかないと同じ人がやり続ける可能性が生じるんですよね…。気づいた人がやる、というのでしょうか。 |
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結局はルールのあり方の問題だよね。「気づいた人がやる」がルールならその可能性があるし、それがおかしいなら見直せばいい。 |
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気付いた人がやるのがいい気がしますが、新人さんだと社内ルールがわからず、結果的にお手間をかけてしまうことになるので、最初にどこにゴミ出しをするかなどは教えていただけると助かります。 |
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気づいた人がやるのがいいのでしょうが、気になる人と気にならない人がいると、結局固定の人がやることになる気がします…。 |
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結局そうなりますよね…。「やったもの負け」というか損得で考えると気付かなかったフリをしてしまう人もいるでしょうから…。で、結局「あいつはやらんのか」という話になるかと…。 |
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気づいた人がやるルールだと、結局皆、やらなくなりますよね。だからマニュアル化して平等化するんですよね。業務の均等化というか。だから新卒かどうかは関係なく、定められた事はやる。 |
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新人さんに教えるときは、今教えているのは、「誰もが関係する雑務」なのか、「見習い・アシスタントとして行うサポート業務」なのか、「業務そのもの」なのかは整理できた方が良いかもしれませんね。いずれにしても、最終的にはすべて教えることになるのであれば。 |
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「雑務」っていう言葉が好きじゃないんだよなぁ。任せられるものは業者さんにお願いして、本来の業務につながる部分は、仕事としてしっかり自分たちでやる、という感じが好きなんだけど。 |
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前の森で当番について揉めたときに、ある先輩が「常識なんて時代とともに変わるんだから、その都度見直せばいいじゃん」って言っていたことを思い出しました。 |
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そういうことだよね。守るのが難しいルール、常識に合わないルールは守られない。 |
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確かに、いまだに江戸時代の常識で、ちょんまげ結って出社したら白い目で見られますもんね。ルール、常識は見直さなきゃってしみじみ思います。 |
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(笑)ネコが新卒で入った森は、翌年から不況で新卒入社が極端に減って、「私たち、いつまで机拭くの?」となって、廃止されました。あとお茶当番も、さすがに「女性だけ過剰な負担になるから」と、社内に自動販売機が設置されて廃止に。ちなみに掃除やゴミ出しは、専門の業者さんに頼んでいました。ゴミ箱は給湯室にしか置かず、皆そこまで捨てに行くのが当たり前。それをお掃除の方が回収してくれるので、快適でしたよ。 |
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清掃業者の方たちにもお願いできず、本来業務につながらないことが、もめ事の原因になっている気がします。 |
〈マニュアルは誰がつくる?〉
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マニュアルは誰が作るんだろう…。やはり教育係が作ることになるのでしょうか。 |
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これも多分、気付いた人なんですよ。あった方がいいよね、となった時に、そう感じた人が作っている気がします。 |
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そもそも「自分がやることじゃない」って思っている人の方が多いと思うな。マニュアルは適宜修正すべきなのに、手間がかかるとかハードルが高いからどんどん形骸化する。 |
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マニュアルって、どこまで必要なんだろう…。マニュアル、読む? |
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困ったときに振り返るために読む派です! |
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存在を知っていれば、一度は目を通すようにします!なんでもかんでも質問すると、お手を煩わせることになるので…。 |
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説明用の資料として使ったり、いずれ後輩が教育係になったときのために残しておくのはありだと思います。それに、マニュアルを作る過程で思考の整理がされるという教育的な効果もあると思います。 |
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マニュアル作成は、だいたい新人さんの仕事だったなぁ、ということを思い出しました。次の人のため、というよりは、学んだことを上司が確認するために作らせていたんだと思う。何がわからないかをわかるためには、マニュアル化って良い仕事(というか勉強)だと思うんだ。 |
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学んだことを上司が確認するため…なるほど…。 |
〈どこまでマニュアル化する?〉
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マニュアルといったら大げさかもしれませんが、虎の巻的な、簡単なメモ程度のものでよい気がします。この森でも、「デスクでの飲食は、お菓子はOKだがシュークリームは注意された」のようなことが書かれた個人のメモ書きデータを見かけたことがあります。 |
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うん…困ったときに確認できるようなマニュアルはあった方がいいね。でも「どこまでマニュアル化するか」「何をどう書くか」が問題かな。ゴミ袋のありかとか、出す場所とかが書いてあるのは便利だけど、「毎朝〇時にゴミ箱をあけ、〇割溜まっていたら交換する」「不在にする際は、前日までに代行者へ依頼する」みたいなことがいちいち書かれていたら、げんなりしない?前の森で、「今回は」のつもりで言ったことが、「常にこうだ」みたいにマニュアル化されているのに気付いて、ひいぃっ!てなったこともあるし。「臨機応変」が通じない人のマニュアルは怖いんだよ…。 |
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わざわざマニュアルにしなくても、その場に何か貼っておけばいいこともありますよね。うちの父の職場では、消耗品の入った箱に「無くなったら補充しましょう」と書いてありました。役職関係なく、無くなったら補充するって感じです。 |
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ネコはポットのお湯をよく補充するけど、空焚き寸前でもそのままになっていることがあるニャ…。 |
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ゴミ箱やポットの管理、コピー用紙の補充などは、マニュアル化して新人さんにやってもらうことなのか、「気付いた人がやりましょう」と張り紙をするのか、周りの人が「快適な職場」を目指して積極的に動く姿勢を示すのか、いろいろ選択肢がありますね。 |
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マニュアル化すべきものなのか、「気付いたらやるのが当たり前」なのか、この境目が案外難しいんだな、たぶん。 |
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「当たり前」が人によって違いますからね…。 |
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若手がお茶をいれる習慣がある職場で、「私を見習って、次からあなたがやるのよ」というつもりで先輩が新人さんの分のお茶もいれたら、「うちの先輩、お茶もいれてくれて優しいのー!」となった、という話を聞いたことがあるんだよね。つまり、「お茶をいれる」は、「仕事」だとは思えなかったということなのかな、と。例えば「電話に出る」のは明確に仕事なので、きっちり教えないといけないと思うの。やっぱり何か違いはあるんだろうな。 |
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なんでもかんでもマニュアルでもないし、なんでもかんでも「気づいた人が」でもないんじゃないかな。 |
〈電話対応を「テルハラ」にしないために…〉
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電話は、教えた方がよさそうですね。Aさんも「テルハラ問題」を危惧していますが、新入社員は電話に慣れておらず、社外の人と話すのは緊張するものなので…。私も新社会人時代は緊張しました。4月はどこの会社も新入社員が電話に出ていることが多いので、多少間違えても大丈夫そうな雰囲気もありますが…それでも緊張しますから。 |
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困るような電話がかかってきたときに、ぱっと助けを求められると良いですね。 |
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はい、自分が電話してる横でちょっと聞き耳立ててくれるくらいの人がいるといいと思いました。Aさんも、電話について教えた後は、そうやってフォローしてくれる人になってほしいなと思いました。 |
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私は今まさに電話対応に苦戦しているので、いきなり「電話を取れ」は怖いです(笑) |
〈質問や相談、しにくい?〉
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電話も含め、新人さんに何をどこまでやってもらうか、職場内での意識合わせは必要な気がしますね…。「こんなもん、一番若いのがやるのが当たり前」と思っている先輩社員がいたら、若手社員は決めた通りに動いていても、なぜか先輩たちから嫌われるなんてこともあるでしょうし…。 |
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どこまで新人さんに任せるか、どこまで教えるかとか…Aさん自身が細々したことを周囲の人に相談するのは難しいでしょうかね。40代ならともかく、50代のベテランの人に聞けるかな…?聞ける人には聞けるか…。 |
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関係性によるということでしょうかね…。 |
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私がAさんの立場だったら聞いちゃうかな…。前の森ではよく「物怖じしない」と言われていたので(苦笑) |
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さすがです。あ、書いていて思いましたが、新人さんも物おじしないタイプだったら、わからなければ新人さんから聞いてくるでしょうね。 |
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新入社員さんがペルシャ猫さんみたいに聞くタイプならいいですが、待つタイプだったら、Aさんもそれ相応の準備が必要…。 |
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新人さんが入る前に、職場内の意識を合わせた方がいい気がしますね。Aさんの相談先も…ちゃんとあるといいな。 |
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これ、こないだなんかの記事で「聞かない時間がロスだから聞け」って書かれていましたね。上司の時間を取るよりも、ロスの方が損失は大きいと。若者がそのマインドだと聞くかもしれません。 |
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「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」に近いですね。 |
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私は聞くタイプですね。マニュアルを確認して、わからなければ聞いちゃいます。変に作業してミスする方が嫌なので。 |
〈「Z世代」だって「人」だよね〉
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新人さんも待つタイプ、Aさんも待つタイプ(わからなかった聞いてねタイプ)だと結構しんどいですよね。私もそうでしたが「おせっかい焼きすぎて口うるさい先輩だと思われたらどうしよう」と思ってしまい、新入社員にそこまでおせっかいを焼き切れない性質でした。社会人数年目というのは、頭では分かっていても、「会社の人間関係は友達の関係とは違う」というのが身に染みておらず、「嫌われたくない」が先行してしまうというか。「教育係として、私はどんな点に気を付けたらいいでしょう?」というAさんにアドバイスするとしたら、「自分が思っている以上に、おせっかいを焼いても大丈夫ですよ」、と伝えたいですね。 |
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私もAさんには「そこまで心配せずに、フラットに接してみては?」と言いたいですね。「Z世代が」「Z世代が」と言われることも多いですが、同じ世代でも全然違いますから。(確かに育ってきた時代によって違うこともありますけどね。学校のカリキュラムもそうですし。)真偽不明ですが、今から5000年以上前のエジプトの遺跡だったか、壁画に「最近の若いもんは…」みたいなことが書かれているらしいです。ソクラテスも似たようなことを言っているらしいですし。本当にそうだとすると「最近の若い者は」問題は、少なくともホモサピエンスは5000年くらいずっと言い続けているんですよね。アンコンシャスバイアス(脳のショートカット機能が引き起こす、無意識の思い込みや偏見)が関係しているんだと思うんですが、自分の過去を美化し過ぎないように気を付けておく必要もあるかと思います。 |
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「Z世代」だろうが「失われた世代」だろうが、人は人だよー。 |
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結局、人間ってあんまり変わってないんですよね。もちろん常識とかは変わっていきますけど、「人間」は変わってない。 |
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人間の本質はすでに古代文明(エジプト、中国、ギリシャあたり)で語り尽くされている気がします。 |
〈上司さん、「任せっきり」はNGだぞ!〉
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学生時代、部活であれやこれや先回りして教えていたら嫌われた経験があるので…その塩梅も難しいんですよね…(汗) |
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その恐れはありますよね。こればっかりは相性もあるかもです。 |
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直接の指導係には色んなタイプがいるし、合う、合わないもあるだろうから、そこは上司が確認しながらバランスをとっていくのが望ましいってことだね。 |
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Aさんも新卒入社して5年目で、しかも「無我夢中でどうにかしてきた」ようですから、Aさん自身はかなり耐性があり、自分で頑張れるタイプのような気がします。こういうタイプが新人さんの教育に時間を取られ過ぎると、「私は何が何だかわからない中、一人で頑張ってきたのに、どうしてこんなに手取り足取り教えなければならないの…!こうしている間にもどんどん自分の時間が失われる…!」という気持ちから、新卒さんに厳しく接してしまうおそれがあるので、上司は目配りしておいた方がよさそうですね。 |
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激しく同意!上司は、Aさんに任せっきりにしてはダメだ! |
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指導する側が複数人いれば、相性がいい人を当てることができますが、Aさんの場合は他に指導できる人がいないようなので、それも問題な気がします。 |
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指導する側が複数いるとしても、合わないから替えるのではなく、どう指導すればよいのかを指導するのが上司の役割だと思う。 |
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指導する方向性を上司と一緒にあらかじめ決めておくとスムーズですね。 |
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そうだね。でも、受け手がどんな人かによっても変わるから、継続的に指導の仕方を指導していく必要があると思う。つまり、上司も任せっぱなしにするのではなく、継続的に状況を確認していくことが大事ってこと。 |
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上司へのアドバイスとしては、「Aさんがやる気に充ち溢れすぎていたら、ほどほどに介入して、Aさんの肩の力を抜かせつつ、暴走しないように指導してください」という感じでしょうか。特に新卒5年目だと、ご自身のスキルも上がりはじめて、自分としては高みを目指したくもなるであろう年代かと思います。そういう時期に「ごみ箱はここで~」などを教えていると、やっぱりガックリ来てしまう日もあるかと思います |
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やっと出来た後輩で、空回りする部分もありそうなので、何かしらの形で上司の目があるといい気がしますね。 |
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Aさん1人だけで抱え込まないようにすることが大事ですね。 |
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あとやはり、Aさんは5年目といえども後輩を持つのは初めてですから、1対1ではなく、日常的に誰かが介入しておくことが良いと思います。1対1のやりとりは、考えの偏りや気のゆるみが出やすいので。40代の人とかに介入してもらう、ということも考えられるでしょうか。 |
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キリンさんの手紙にもそのような旨の記載がありましたね。上司や他の社員と連携することが大切だと。Aさんに介入する人がいれば、一人で抱え込むことが減らせそうです。 |
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ネコは年齢関係なく、なんでも話せるような状態にしておきたいんだよなー。困っていても困っていなくても、思ったことを言える状態ならお互いにラクだと思うから。 |
〈ルールやマニュアルは、理由や目的が大事!〉
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マニュアルの話に戻るけど、ルールやマニュアルは時代や環境に合わせていくべきもの、変えていくことが前提になるものだから、それ自体を「どう変えるか」を決めておかないと、漬物石みたいになる。 |
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マニュアルの存在そのものが忘れられることもありますしね…。 |
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今となっては理由もわからないし現実的でもない、守らなきゃいけないのかさえよくわからないような「漬物石ルール」、めっちゃ嫌いです。 |
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必要に応じて作って、必要性や時代の変化に応じて修正していくイメージでしょうか。 |
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そうだね。でもその前に、ルールやマニュアルがなくても、「こうしたほうが皆が働きやすくなるよね」的な伝え方はあると思う。 |
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それ大事だと思います。理由とか目的がなくなると、窮屈になるばかりだし、何を目指すかが明確になるから。 |
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新卒時代も、また教える時代も、「なぜ」を伝えずに教えた事項というのは、なんか習得する気にならなかった/習得してもらえなかったような記憶があります。 |
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その通りだと思います。「なぜ」が分からないままだと納得できず、覚えようとしても身に付かない気がします。 |
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マニュアルは、ルールや手順先行じゃなく、何のためにその業務が必要か、という思考ありきで進めないと、目的意識が見出せないと。 |
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なんだろう。配慮とか思いやりが最初にあって、それで問題があれば「ルール」なんだろうね。 |
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観劇などに行くと、年々ルールが増えているな、と感じるのでこの言葉はとてもよく分かります…。そうせざるを得なくてルールが増えるんだな、と。 |
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日本人の「阿吽の呼吸」は悪く言われがちだし、世代間の問題はあるけど、やはり行動の背景には「皆で気持ちよく働ける環境にしよう」という合意が最初にあれば、多分ルールもマニュアルも激減するし、Z世代や目上の世代にそれぞれアンコンシャスバイアスをもつこともなくなるだろうね。 |
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「なぜ」の部分を「目的」として伝えて、あとは自由演技!でもいいと思うんだけどな。明確に手順の決まった仕事以外は。 |
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そのあいまいさが分からない人が多くなっているんですかね…。 |
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そうね。「ルールベース」にどっぷり浸かって、「ダメと書いていなければやっていい」と思う人もいるし。でもそれではダメだから、「なぜ」を伝えることが大事なんだよ。「なぜ」がわからないと、ただの「押し付け」「命令」「やらされ仕事」になって、「仕事なんてこんなもの」と諦めると、不作為が蔓延するんだ。 |
〈教えることは、学ぶことでもある〉
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理由や目的を伝えるということも、何かを教えるという場面では大切ですね。また、教える機会を使って、Aさん自身もルールやマナーを再認識したり、あらためて上司に確認したりすることも大切。でも大抵、理由や目的まで説明すると冗長になって「結局何が言いたいのかわからない」状態になるんですけどね…(笑)人に教えるって、言い過ぎも言わな過ぎもNGなので難しいですね。やっぱ結構ありますよ。ひとしきり一生懸命説明した後に「で、何をしたらいいんですか?」的な雰囲気になること…。 |
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完璧を求める必要もないと言いますか、Aさんのように教える側だってそれが訓練なわけで…。失敗してなんぼというか、失敗しないと、なかなか学ばないこともあるでしょうから。 |
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相手の反応を見ながら教えることは、コミュニケーションの訓練だね。「伝わるように伝える」って、本当に難しいよ。研修講師も伝える仕事だから、常に試行錯誤しているもん。 |
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教える側も教わる側も当たり前、常識というものが通用しないということを念頭において置くことが必要な気がしますね。 |
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教える側も学びの場になるってマインドは大切だと思います。 |
〈気持ちよく「やるべきこと」「望ましいこと」をできるように…〉
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さてそろそろ時間ですので、まとめていきましょうか。 |
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避けられない雑務を教えるときは、「皆で気持ちよく働ける環境にしよう」という方針や目的を伝え、それに、例として「ゴミ箱がいっぱいなら袋を交換する」とか「ポットのお湯を補充する」とかを説明するので十分な気がしますね。よく気付く人と気付かない人がどうしてもいる分野なので、一律の業務として若い方に教えるのは、負荷が大き過ぎるような気もしますし。 |
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もし「自分しかやっていないから理不尽だ!」っていうことがあれば相談してね、もプラスすべきかな。おかしいなら見直せばいい。 |
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よく気付く人、よく動いている人のことは褒めてほしいー!認められれば、「やってよかった」と思えるもん。 |
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そうなんですよ!よく気づく人というのは、「よく気づく、良い人」という評価を得られるというメリットを享受できると思っています! |
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やってもらって当たり前にしてはいけないですよね。 |
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そうそう。感謝の気持ちは大事! |
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配慮とか思いやりは、やってもらった人に対してもだね。思うだけじゃなくて、ちゃんと伝える文化も。 |
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「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。」ですね。 |
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山本五十六ですね。これって順番も良いですよね。 |
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「ありがとうカード」みたいなのを配る会社、ありますよね。あれいいな、と思います。 |
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面接を受けていた会社でそういった取組みをしていたところがありました!人事評価にも影響させていて皆さん積極的に書かれているとお聞きしました。 |
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ちょっと時間なのでまとめてみると…
といった感じですか? |
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あと、ゴミ捨てとかの細々した作業は、行き詰まったときの気分転換にもなりますし、積極的に行えば「よく気づく、良い人」というプラスの印象を周りの人に持ってもらえます。そういうメリットも伝えて、「やったもの負け」と思われないようにしたいです。 |
「HRリスク」とは、職場における、「人」に関連するリスク全般のこと。組織の健全な運営や成長を阻害する全ての要因をさします。
職場のトラブル解決と、もっと力を発揮できる職場づくりに向けて、SPNの森の動物たちは今日も行く!
※このコーナーで扱って欲しい「お悩み」を、随時募集しております。


