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★4月10日更新<br>2025年4月の「最新の暴排動向」<br>チェックはこちらから

★4月10日更新
2025年4月の「最新の暴排動向」
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30秒で読める危機管理コラム

危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。

「トクリュウ排除」と言うけれど…トクリュウの認定を巡る深刻な問題

週刊誌上で「最近の警察発表では『トクリュウとみて捜査している』というのが決まり文句になってきました。匿名SNSを使ってやり取りするのは犯罪者の間ではもはや普通のこと。トクリュウではない組織犯罪の方が肌感覚では少ない」と警察庁担当記者が指摘した。反社チェックの実務では、「属性要件」としてのトクリュウへの該当性は今や重大な関心事だ。だが、トクリュウには未成年が多い(氏名が公表されない)ことや、「トクリュウとみて捜査」との報道だけで民間事業者がそれをトクリュウと断定し排除することは困難であり、そもそも把握する術がない状況だ。警察が「行為要件」に着目して曖昧な公表や隠れ認定(公表しない対応)をするほど、官民で情報量・質に圧倒的な乖離が生じる。これでは、反社会的勢力排除という本来の目的の達成は難しいだろう。(芳賀)

普通に考えればできること?マニュアル化しないとできないこと?

セルフサービスのカフェでサンドウィッチとコーヒーを2つずつ注文。会計を済ませ、渡されたトレイにおしぼりが1つしかないことに気付く。たまたま?うっかり?と思ったものの、別のチェーン、別の店舗でも同様のことが度々起きるのはなぜだろう。筆者は2人分を平らげそうなほど豪快(?)な見た目ではないはず。おしぼりのコストを削減したいとしても、衛生面を考えればサンドウィッチにはおしぼりが必要だろう。カウンターに並んだのが1人だからか?1人客が多いからか?…わからない。「2人なので、もう一つください」と言うと、普通に「どうぞ」と渡された。「基本は1つ、追加を求められたら渡す」ということか?「必要な数のおしぼりを渡す」ことは、人には難しいことなのだろうか。基準をマニュアル化すべきことなのか?気になってならない。(吉原)

通報者に小まめな進捗報告を

東京大学大学院の男性教授ら2人から高額な接待を強要されたなどとして、共同研究をしていた日本化粧品協会が裁判を起こすそうだ。報道によると、日本化粧品協会は「東京大学の各担当部署にお願いを何回もしたが“ほぼ回答なし”」「東京大学側にも通報したところ、研究を中断させられた」と主張している。これが事実であった場合、東京大学の通報窓口が機能しなかったと言える。仮に、東京大学は何もしなかったわけではなく、調査を進めていた場合、日本化粧品協会とのコミュニケーションが不足していたと言える。「公益通報者保護法に基づく指針(令和3年内閣府告示第118号)の解説」においても、通報者側で通報窓口からの連絡を待つべきかの判断がつかないことを背景に、通報の受付、調査開始、是正措置等を通報者に通知することが推奨されている。(安藤(未))

▼テレビ朝日『【独自】東大大学院教授ら“高額接待”強要か…共同研究団体が提訴へ』(2025/05/09 01:09)

▼消費者庁「公益通報者保護法に基づく指針(令和3年内閣府告示第118号)の解説」(令和3年10月)
※通報者への通知に関しては20~21ページに掲載。

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