記事一覧
-
SPNの眼
危機対応時の問い合わせ一次対応トークのポイント ~情報漏えいや企業不祥事対応の通知(公表)後の対応における基本的な考え方~
2026.03.03 -
危機管理トピックス
3月は「自殺対策強化月間」/コーポレートガバナンス・コードの改訂に関する有識者会議/職場における熱中症防止対策
2026.03.02 -
専門家の集まるBCPカフェ
意外と知らない津波の恐ろしさ~知る・備える・行動する~
2026.02.25 -
危機管理トピックス
有価証券報告書の定時株主総会前の開示/第18回 国土強靱化推進会議/第1回 AI技術の利用と消費者問題に関する専門調査会
2026.02.24 -
企業不祥事・緊急事態対応トピックス
企業不祥事対応 対応方針の策定とリスク評価の手法
2026.02.16 -
危機管理トピックス
令和7年の犯罪情勢/特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等(暫定値)/労働力調査令和7年平均結果要約
2026.02.16 -
暴排トピックス
武器を磨くことで道は拓ける~トクリュウ壊滅に向けて
2026.02.09 -
危機管理トピックス
サイバーセキュリティ月間における取組/ニパウイルス感染症のリスク評価等について/第30回防災まちづくり大賞
2026.02.09 -
SPNの眼
2026年12月施行の改正公益通報者保護法の概要および実務上の留意点について
2026.02.03 -
危機管理トピックス
行政相談における「業務の範囲や程度を明らかに超える苦情相談」への対応について/職場における熱中症防止対策に係る検討会/オンラインカジノに係るアクセス抑止の在り方
2026.02.02
30秒で読める危機管理コラム
危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。
05月25日号
ミュトスモーメント(2)~パンドラの箱の「希望」とは
「ミュトス」の脅威が金融機関の存続を脅かすところまできた。金融庁は、短期的に脆弱性や修正プログラム(パッチ)が集中的に発見・提供される可能性を踏まえ、1か月程度を目途とする対応を要請した。ミュトスが発見した脆弱性に対する修正プログラムは米国側から大量に配布される見通しだが、対応するには膨大な費用が必要で、経営体力のない地銀は再編を迫られる可能性も指摘されている。また、悪意あるフロンティアAIの登場まで時間的猶予がない中、大量の修正処理を急げばシステム障害発生などの可能性が高まるうえ、金融システムが相互に連携しているため、金融ネットワーク全体に波及しかねない。金融システムの「能動的停止」すら避けられない状況と認識すべきだろう。パンドラの箱に残された「希望」と「絶望」は表裏一体。諦めたら終了だ。(芳賀)
ハンタウイルス、まずは「正しく恐れる」
WHOのテドロス事務局長は5月7日、「MVホンディウス」号内において発生したハンタウイルスの集団感染について解説した。これまでの8例の症例のうち、5例についてハンタウイルス感染を確認。うち3人が死亡したという。今回のハンタウイルスは「アンデス型」のウイルスであり、ヒト―ヒト感染が限定的に成立することが知られている唯一の種だ。同氏は「これは深刻な事態だが、WHOは公衆衛生上のリスクは低いと評価している」とし、潜伏期間を考慮すると「さらなる症例が報告される可能性がある」とも指摘した。豪華客船内での感染は新型コロナウイルスを発生させたダイヤモンドプリンセス号を彷彿とさせるが、感染症を「正しく恐れる」ために、日系企業のBCP事務局ではまず冷静に情報を分析し、海外駐在員や海外出張する従業員への注意喚起を促したい。(大越)
セクハラの相談がない職場は、セクハラのない職場?
研修の打ち合わせで、「セクハラの通報は全くないので、セクハラの話は簡単でいい」と言われることがある。だがそんな会社でも、女性特有の心身への配慮が一切なかったり、「事務の女の子」「パートのおばちゃん」のような言葉が飛び出したりするような…。「セクハラの相談がない」からといって、「セクハラがない」わけではなさそうだ。そもそもセクハラをセクハラと認識できなければ相談には至らない。「この程度なら上手くやりすごすべき」と悪しき常識がはびこっていることもある。相談窓口の担当者が信頼されていなければ「相談しても無駄」とされる。激しいパワハラ等、セクハラより深刻な問題が他にあれば、セクハラは二の次となる。急にセクハラの相談が増えたからといって、職場が悪化したとは限らず、むしろ良くなっていく兆しかもしれない。(吉原)
個人情報の本人同意要件緩和によって、かえって企業の負担が増えるのでは!?~個人情報保護法改正で求められる企業の責任とは~
4月7日、政府は個人情報保護法の改正案を閣議決定し、国会に提出した。従来の個人情報保護制度は、本人に利用目的を提示し、同意を得ることが中心であった。しかし、生成AI等の利活用が広がる中、取得時点では想定しきれなかった利活用が増加し、その都度、個別に同意を取り直すことは、企業・利用者双方にとって現実的ではないため、「取得の状況からみて本人の意思に反しないため本人の権利利益を害しないことが明らかな取扱いである場合は本人同意を不要とする」等の改正が行われる予定だ。ただ、例外が増えるということは、それだけ制度が複雑化することを意味する。さらに、同意不要の場面が増えるということは、企業の責任が軽くなるわけではなく、むしろ、同意だけに頼らないからこそ、企業にはより高い説明・管理責任が求められるだろう。(安藤(未))


