記事一覧
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危機管理トピックス
新規上場時の会計不正事例を踏まえた取引所の対応について/令和6年度犯罪被害者等施策(令和7年版犯罪被害者白書)/G7産業・デジタル・技術大臣会合の開催結果
2025.12.15 -
情報セキュリティ トピックス
情報セキュリティを高めるために、今できること (ランサムウェア対応の考え方)
2025.12.09 -
危機管理トピックス
G7サイバー・エキスパート・グループによるサイバーインシデントへの対応・復旧に関するG7の基礎的要素の公表/特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等/AIセキュリティ分科会
2025.12.08 -
暴排トピックス
令和7年犯罪収益移転危険度調査書を読み解く~実態を「より深く」知るということ
2025.12.02 -
危機管理トピックス
令和7年 犯罪収益移転危険度調査書/食品表示の適正化に向けた年末一斉取締り/価格交渉促進月間フォローアップ調査結果
2025.12.01 -
SPNの眼
2026年秋 改正労働施策総合推進法施行に向けたカスハラ対策整備のすすめ ~指針案を踏まえた社内体制強化スケジュール~
2025.11.26 -
危機管理トピックス
カスハラ・就活セクハラ指針の素案/経済安全保障事例集/AIセキュリティ分科会とりまとめ/フィッシング啓発キャンペーン
2025.11.25 -
HRリスクマネジメント トピックス
「現代のセクハラ対応を考えた2日間!HRリスクマネジメント祭り大反省会」SPNの森 動物たちが語るHRリスクマネジメント相談室
2025.11.17 -
危機管理トピックス
オンラインカジノに係るアクセス抑止の在り方/インターネット取引サービスへの不正アクセス・不正取引被害が急増/クマ被害対策等に関する関係閣僚会議
2025.11.17 -
企業不祥事・緊急事態対応トピックス
企業不祥事対応 対策本部組織編制と役割分担
2025.11.11
30秒で読める危機管理コラム
危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。
05月18日号
ニセ警察詐欺×ニセ逮捕状×レターパック~「知らない」では済まされない
警察官を装った特殊詐欺で2026年に入り、ニセ逮捕状がレターパックで郵送され、多額の現金がだまし取られる被害が相次ぐ。SNSのビデオ通話に誘導し警官を装った人物が登場して相手を信じ込ませる手口が多いところ、SNSに誘導できない高齢者にはニセ逮捕状を送り付け、信ぴょう性を持たせている可能性がある。一方、レターパックがトクリュウなどによりクレジットカードの不正利用(現金化)によって郵便局で大量に購入されたマネロン事件も発生、レターパックがこうした手口に悪用された可能性も否定できない。2025年のニセ警察詐欺の認知件数は1万件を超え、被害額は985億円に上る。特殊詐欺被害額の約7割を占め、1件当たりの被害が高額化し、30代、20代の被害が多いのが特徴だ。20~30代の3割以上が手口を「全く知らない」という。無知は罪だ。(芳賀)
ニデックよ “悪しき慣習”から再生できるか
モーター大手のニデックが13日、会計不正に続き、同社グループで一部の製品について品質に関わる不正の疑いが判明したと発表。不適切行為の件数は1,000件を超える見通しで、顧客の承認を得ず設計を変更、検査データの改ざんなどの疑いが確認されたという。個人的には「やはり他の不正も出たか」という感想だ。原因究明は調査委員会の検証結果を待ちたいが、製造業での品質不正の原因の多くは、経営陣による統治不全、納期厳守と品質担保の高いプレッシャー、上にものが言えない職場風土の形成である。おそらく似たような状況が、社内で“悪しき慣習”として形成されていたのだろう。同社の再発防止の検討組織の名称は「ニデック再生委員会」“悪しき慣習”の払しょくに向け、中途半端な「再生」プランは許されないところに来ていることを認識すべきだ。(宮本)
▼当社及びグループ会社における品質に関する不適切行為の疑いと外部専門家で構成される調査委員会の設置に関するお知らせ ニデック株式会社 2026年5月13日
▼再生に向けて ニデック株式会社 2026年5月13日
▼ニデック品質不正、1000件超 無断で設計変更 調査委を設置 毎日新聞 2026/5/14 東京朝刊
米中会談で梯子を外された高市首相
今回トランプ氏の訪中には、米国の大企業トップを数十人同行した。まさに“商談会”だ。実際これまで販売が禁止されていた半導体H200チップの中国大手企業への販売が可能になった。また、同氏の大票田である中西部の農業地帯からの中国への輸出は地元有権者へ大きなアピールになる。高市首相の存立危機事態発言を決して追認していない同氏は台湾問題については中国側の思惑は別として明言を避けている。もともと日米両国とも“一つの中国”を認めたからこそ、台湾は国連から脱退せざるを得なかったわけだ。もちろん、それでも日台関係や米台関係を友好に維持していくことは必要だ。一方、日米関係はゆうに及ばず、対中国・対ロシア・対イラン関係を悪化させるような政府首脳による発言は厳に慎まなければならない。それは日本の国益を毀損するだけだから。(石原)
「ゆっくりすべり」に注意
2022年に「日本沈没」というドラマがテレビで放映され、話題となった。もともとは1973年に刊行された小説家の小松左京氏による同名の小説をリメイクしたものだが、そのなかで香川照之が扮する地震学者が「日本周辺でスロースリップが多発している」と政府に警告をする場面がある。そのスロースリップこそが、現在「ゆっくりすべり」と呼ばれる現象だ。先日5月14日に政府の地震調査委員会から発表された資料によると、4月20日に三陸沖の深さ約20㎞で発生したM7.7の地震が発生した後、震央の東側で微動活動が活発になっており、「ゆっくりすべり」の加速が見られているという。東日本大震災では、2日前に発生したマグニチュード7.3の地震の後にスロースリップが発生。本震を引き起こした可能性があるという。当面の間、注意が必要だ。(大越)
「簡単」は意外と簡単ではないのだが…
高校の修学旅行があまりにも楽しかったので、文集に載る感想文にはできるだけ多くの思い出を留めたかった。文字数制限と闘い、スケジュールに沿って「いつ、何をして、何を感じたか」を鮮明に詰め込もうと推敲を重ね、やっと提出したのだが…後日、担任が締切までに提出しなかった人たちへ「こういうのでもいいんだから、何か書きなさい」と筆者の力作を見せていたと知り、衝撃を受けた。余計な言葉を削ぎ落とし、溢れ出す気持ちにぴったりな言葉を選んで並べた文章は、傍目には「簡単な感想文」に見えたのだろう。研修のプログラムやレジュメも同じ。限られた時間で伝えたいことを確実に伝え、「これならできそう」「やってみよう」と思って欲しいと頑張るほどに、「この程度なら誰でもできる」と思われがち。簡単は案外難しいのだが…伝わらず、残念。(吉原)
「地獄への道は善意で舗装されている」~「かけ子」の勧誘、マルチ型の闇バイトは、知人からの勧誘にも要注意!
知人を介して犯罪に巻き込まれるケースが散見される。人出が必要な犯罪には、あらゆる手が使われるようだ。特殊詐欺の「かけ子」については、インドネシアの特殊詐欺拠点で保護された日本人女性2人は、当初、タイでの仕事を紹介されたが、インドネシアに連れて来られ、詐欺を強要されたそうだ。闇バイトについては、最近「人材派遣業」という形で闇バイトを募集している投稿が増え、知人を紹介した際に得られる、いわば「紹介料」のような報酬をもらう目的で知人を紹介するマルチ型の闇バイトも増えてきているようだ。自分に「かけ子」や闇バイトを勧誘してきた知人も騙されている可能性がある。ヨーロッパのことわざに「地獄への道は善意で舗装されている」がある。相手が知人であろうとも、とにかく「甘い誘いには乗らない」ことが鉄則だろう。(安藤(未))
▼TBS『インドネシアで詐欺強要された日本人女性2人を保護 人身取引か 地元当局が特殊詐欺に関与疑いのある複数の日本人を拘束』(2026/5/12 04:21)
▼テレビ朝日『逮捕4人目も16歳少年 “マルチ型の闇バイト”か 親子3人死傷の栃木強盗殺人事件』(2026/5/17 02:47)
▼外務省「特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために)」(2023年8月09日)
▼警察庁「いわゆる「闇バイト」の危険性について」


