記事一覧
-
暴排トピックス
反社リスク対策を軽視していないか~内部統制システムの重要性を認識せよ
2026.05.12 -
危機管理トピックス
特殊詐欺の認知・検挙状況等/暗号資産を用いた不動産取引に関する要請/技術流出対策ガイダンス第2版
2026.05.11 -
SPNの眼
今、切迫している大規模地震と過去の4つの地震からの教訓 ~新入社員に知っていてほしい地震の基礎知識~
2026.04.28 -
危機管理トピックス
日本成長戦略会議/中東情勢に関する関係閣僚会議/「防衛装備移転三原則」等の一部改正/2026年版中小企業白書・小規模企業白書が閣議決定
2026.04.27 -
専門家の集まるBCPカフェ
企業が新社会人に教えたい・伝えたい防災知識(前編)
2026.04.20 -
危機管理トピックス
中東情勢に関する関係閣僚会議/公益通報者保護法に基づく是正指導の件数/ディープフェイクによる性的被害の注意喚起
2026.04.20 -
クレーム対応・カスタマーハラスメント対策トピックス
加害者の立場を回避する
2026.04.14 -
危機管理トピックス
コーポレートガバナンス・コード改訂案の公表/中東情勢に関する関係閣僚会議/AI利活用における民事責任の解釈適用に関する手引き
2026.04.13 -
危機管理トピックス
改訂版 マネロン等対策の有効性検証に関する事例集/令和7年の組織犯罪の情勢/「サイバーインフラ事業者に求められる役割等に関するガイドライン」日本語版・英語版を策定
2026.04.07 -
暴排トピックス
組織犯罪対策や治安対策の転換点だ~暴力団とトクリュウの一体化に備えよ
2026.04.07
30秒で読める危機管理コラム
危機管理のプロの視点から時事ニュースを考察しました。
05月11日号
反社リスク対策を軽視していないか~内部統制システムの重要性を認識せよ
反社リスク対策の肝は「内部統制システム」の実効性ある運用だ。当たり前のことだが、それでも反社会的勢力と企業の不適切な関係が明るみになる事例は後を絶たない。背景には「内部統制システム」の形骸化がある。反社チェックなど「仕組み」だけで排除することが困難な中、企業が取り組むべきは「社風」の醸成だ。反社会的勢力の実態を深く理解し、「絶対に関係をもたない」とする強い意識と、少しの違和感でも感じ取れるリスクセンス、違和感を覚えたら立ち止まり、組織として対応することが「社風」レベルにまで落とし込まれていることが極めて重要だ。不十分な取組みを形式的に実施するだけでは、十分な準備をして攻撃してくる相手に対抗できない。だがいったん関係を持ってしまえば、不可逆的に企業の存続リスクという爆弾を抱えることになるのだ。(芳賀)
責任を押し付け合わず再発防止の議論を
昔、フェリー会社の船長に、乗り物の事故防止のアドバイスをもらった。事故の原因は決して一つでなく、運航ルートや指令室からの指示内容、その時の天候、視界の広さや明るさ、周りの音、運転手の体調と心理状態、そして「手が滑る」といった偶然などが相まっており、未然防止にあたっては原因を絞るのでなく、原因が広く存在すると考えて手を打つべきという。さて、磐越道で6日に起きたマイクロバスの交通事故。バス会社と学校との間での「レンタカーと運転手の手配」を巡る主張の食い違いの問題、運転手が数日前にも事故を起こしていた問題が取り沙汰されているが、責任の押し付け合いにしか見えない。船長の話にならうと、原因を作った関係者全員が反省を示し、早く再発防止に向けた議論を進めるべきではないか。それが遺族や生徒に示すべき誠意だ。(宮本)
さらに一歩進んだ熱中症対策を
長らく、日本で最も高い気温を観測するのは埼玉県熊谷市だったと記憶していた。ところが先日気象庁のHPを確認したところ、2018年に観測した同市の記録41.1度は6位タイに沈み、1位から5位まで全て昨年25年に観測したものとなった。最高気温は群馬県伊勢崎市の41.8度。静岡県静岡市(41.4度)、埼玉県鳩山市(41.4度)、群馬県桐生市(41.2度)、兵庫県柏原市(41.2度)と続いている。繰り返しで恐縮だが、これらは全て昨年記録したものだ。同じく気象庁のHPによると1980年8月の東京の平均気温は26.6度に対し、25年同月の東京の平均気温は34.4度だった。単純に比較することはできないが、45年前よりも日本全体が暑くなっていることは確かだ。今年はエルニーニョ現象により、さらに暑い夏が予想されている。企業としても、さらに一歩進んだ職場の熱中症対策が必要になるだろう。(大越)
▼歴代全国ランキング(気象庁)
▼エルニーニョ監視速報 2026年3月の実況と2026年4月〜2026年10月の見通し(気象庁)
本当に「不機嫌な人」が問題なのか?
「不機嫌ハラスメント」という言葉がある。正式な定義はないが、自分が不機嫌であることを態度や表情等で示し、周囲に精神的な負担をかけるものを言うらしい。周囲を威圧したり不快にさせたりするために、あえて不機嫌な態度をとるのは当然問題だ。だが、世の中には全く自覚なく他者を侮辱する人がいるのも事実。そういう人は酷い侮辱に対して「本気の怒り」を示した人を「不機嫌」と思い込みがちだ。到底できるはずがない仕事を安易に押し付けられたり、説明や必要な情報もなく結果だけを急かされたり、スケジュールを一切無視して仕事を振られたり…「他者の仕事を軽視する人」に振り回され、険しい顔で働いている人はいないか?笑えないイジリや下品なセクハラに怒りを募らせている人はいないか?「不機嫌にされた人」に問題を押し付けていないか?(吉原)
また詐欺メールが急増!もう見抜けない前提での対策を!
日本年金機構を名乗り、わずか2回のタップで不正に送金させる詐欺メールが急増しているようだ。報道によると、「差押予告通知書」と記載され、リンクをタップすると、本物のPayPayアプリが起動し送金画面に誘導される。公金関係であれば、日本年金機構以外にも役所を名乗った類似の詐欺メールが発生し、サブスクリプションを提供する民間企業を名乗った詐欺メールも発生しているようだ。昨年から、生成AIによって自然な日本語での詐欺メールが生成されている。簡単には見抜けないと思っておいた方が良いだろう。メールのリンクを開かずに、正規のルートから入り直したり、正規の連絡先に問い合わせをしたりすることをお勧めする。社内の人物になりすましたビジネスメール詐欺の場合は、社内の連絡はメール以外の手段に移行することも一考に値するだろう。(安藤(未))
▼FNN『「差押予告通知書」タップでPayPay起動 “日本年金機構”名乗る詐欺メールが急増 送金したら…専門家「取り戻しはほぼ不可」』(2026/5/8 18:54)
※音声が流れます。ご注意ください。
▼テレビ高知『市役所騙る詐欺メールに注意「市区町村民税の納付期限が迫っている」 高知市が注意を呼び掛け「市から市民に対しメールで納付は案内しない」』(2026/5/8 11:56)
※音声が流れます。ご注意ください。
▼U-NEXT「【注意喚起】U-NEXTを装った フィッシングメール にご注意ください」(2026/5/11)
▼読売新聞『フィッシングメール詐欺急増、総務省が業界に対策強化を要請…生成AIで自然な日本語容易に』(2025/09/01 21:16)
▼独立行政法人情報処理推進機構「ビジネスメール詐欺の対策について知る」(最終更新日:2022/9/28)


